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FIELD OF VIEW 『Extra Rare BEST 2020』を聴き終えて(編集あり)


FIELD OF VIEW のNewアルバムを聴き終えた。


一音も聞き逃すまいと思ったら、耳が6個ぐらい欲しくなった。

曲の並びが描く波形がいい感じで、その波に身を委ねているととても心地がよい。


『キボウメロディー』
イントロから引き込まれた。
歌が始まると一つ前の『奇跡の花』からの声の幅にしびれた。背中がぞくぞくした。歳月を重ねるとはこういうことなんだなと思った。一番Bメロの「まだ出来る気がした」の「まだ」のところの歌い方がたまらなく好き。
文字を読むだけでは分からなかったけれど、メロディーの乗った『キボウメロディー』の響きがとても良い。

『真夜中の虹を』
アレンジがいいなと思ったら、こちらも池田大介さんアレンジだった。
Disc2_03『青い傘で』が中東感溢れるイントロとのことだが、この曲からも(中世)異国の雰囲気が感じられるのは気のせいだろうか。
昔だと「ん?」と感じたであろうサビメロディーの終わりかたも今はいいなと思うようになった。

『We'll be Together』
イントロを聴いてにやり。なるほど、あの曲ですよねと(笑)
今回新曲の歌詞を読んでメロディーを想像してから聴き始めたのだけれど、ほとんど予想が外れた。中でも一番やられたと思ったのがこの曲。
サビの「幸せは 二人で決めればイイさ」の言葉とメロディーの重なり具合が私的にピンポイントで刺さった。

『FIELD OF VIEW』
とてもかっこいい!!
楽曲はFOV5枚目のアルバム『CAPSULE MONSTER』後に創られたと聞いて納得。
このメロディーにバント名を冠した浅岡さんの想いの何分の1かは感じ取れていると思いたい。
ぜひともライブで聞きたい曲。踊り狂いたい。

『Last Love Song』
うるっときてしまった。
歌というより手紙を読んでくれているような感じがする。
声がとても優しい。
ステージでこの曲を唄っている浅岡さんの姿が浮かんできたのだけれど、実際その場所にいたら泣くに違いない。

何度も聴いてきた曲の間に新曲が置かれている今回のベスト盤。
ソロのほうが長い浅岡さんだけど、続けて聴くと「FIELD OF VIEWの浅岡雄也」になっているのがスゴいと思った。
戻るという意味とは少し異なる。立ち位置はFOVのセンターなのだけれど、バンド時代とソロとしてのキャリアが重ねられ厚みの増した歌声がそこにある。ときを重ねた《FIELD OF VIEW》というバンドの姿を見せてくれたのだ。


新曲についてばかり書いてしまったが、どの曲を聴いても想いが溢れる。

テイク違い、MIX違いはじっくりと聴き比べよう。

繰り返し聴いていくうち新たな発見があるだろう。知らされていない部分がたくさんあるらしいので。


令和2年、FIELD OF VIEWから届けられた新しい物語。


大事に読んでいきたい。




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(追記)

物語の一片を...


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