再会
2020/5/15、FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020が届いた。
解散から17年。
ふたたび、Field of view名義のNewアルバムを手にできた喜びは言葉では言い表せられない。
これまでもベスト盤は発売されているけれど、このアルバムには未発表曲が5曲収録されている。
そしてアルバム初収録作品が4曲、別テイク作品が5曲入っている。全30曲二枚組。DVDも一枚。贅沢な内容に嬉しさで身震いする。
ジャケットや曲タイトルを眺めていると、アルバムの世界観を早く知りたいとうずうずしてくる。
いつもなら直ぐにCDを聴くところ、今回はブックレットをじっくり読むことから始めた。
一曲ごとの浅岡さんの解説&エピソードなどは興味深く、なるほどと思うことやそうだったのかと驚くこともあって面白い。曲に対する別の見方ができたり、聴き方も変わる気がした。
Disc1_01『君がいたから』の歌詞から読んでいく。
ココに込められている想いを知りたくて、一曲一曲、曲の順番、行間を意識しながらタイトルと歌詞を追っていく。
「何か」を掴みたくて、歌詞(コトバ)の奥にあるものを見ようと目を凝らした。
うっすら景色が浮かんでくる。
長くなるので、新曲に絞って感じたことを書いてみたい。
(推測が元なので、ズレは大目にみていただきたい)
『キボウメロディー』
17年という年月を埋め、あの頃を思い出させてくれると同時に、生き方を問われている気がした。順調なことだけでなく、つまずいたり転んだり失敗のほうが多い歳月だったかもしれない。でもそれがあるからいまの自分が在る、まだまだこれからだと言ってくれているような気がした。
『真夜中の虹を』
真夜中の虹は、何を意味しているのだろう? 不可能を可能にするもの? 現象?色? 疑問符だらけの第一印象。大まかなストーリーは読めても細部まで理解できていない。難しい。メロディーを聴いたら解るのだろうか。。
『We'll be Together』
ライナーノーツに書いてある通り、時代を超えた曲。
一行目を読んだとき、長い年月が一瞬で繋がった。時間の流れとともに成長するのは人だけでないと実感できる曲。歌詞の中の「くだらない意地なら捨てよう」に唸るとともに強い共感を覚えた。
『FIELD OF VIEW』
バンド名そのもののタイトル。プロデューサーの長戸さんが書いておられる男性の包容力=優しさ。この曲からそれを強く感じた。目に見えるだけの優しさでなく、もっと大きなモノ(表現する言葉が思い浮かばない)に抱かれている感じがする。歌詞の中で、「戦友(とも)」と言ってくれているのが嬉しかった。
『Last Love Song』
これは1対1ではなく、浅岡さんとFIELD OF VIEWから私たちファンへ向けたラブソングだと思った。読んでいると泣けてくる。
でも、その涙はあたたかい。
Lastは最後だけでなく、続くとか継続するという意味に捉えたいと思った。「いつか」があるような予感がするように。。
漠然とだけれど、新曲の所々にある言葉が他の曲と繋がっている(曲を繋げている)ように感じた。CDを聴けば、もっと深く理解できるのかもしれない。
これからじっくりと聴いてみよう。どんなメロディーが乗っているのだろう。ここにある曲たちはどのような世界へ連れていってくれるだろう。MIX違いの曲の聴き比べも楽しみ。
わくわくする。
ライナーノーツラスト三行の浅岡雄也さんの言葉に、うるっときた。
こちらこそ有難うございますと伝えたい。
FIELD OF VIEWと出逢えたことは、私の人生における宝。
貰ったモノ・コト全てが財産。
再びの出会いに感謝。