ウィンクキラーやってみた @歴バス
参加者:和子・コオリ・狸原・瀬戸・里
瀬戸「っというわけで、ただいまより第一回、ウィンクキラーバトルをはじめま~す☆」
里&狸原「「いえーい」」
和子&コオリ「「……」」(興味がない二人)
狸原「瀬戸くん。こう言い換えてはどうですか。ただいまより、『ウィンクキラー天下分け目の大合戦』をはじめま~す☆」
和子「うむ。合戦と聞けば、ラストサムライとしては参戦せざるをえまい」
瀬戸&里「すごっ」
狸原「ちょろいですね」
コオリ「おい、なんで礼までやる気なんだよ」
狸原「ええ? だって、バカさまはウィンクとか器用なマネできませんよね? ブザマな姿を笑ってやろうと思いまして」
コオリ「ウィンクくらいできるぜ」
和子「ほう、意外だな。やってみたまえ」
瀬戸「(トランプを配りつつ)まあまあまあまあ、それは本番のお楽しみってことで」
※
瀬戸「では、キラーの人が5分以内に、こっそり三人ウィンクで撃てたら勝ちでーす。そんじゃスタートォ!」
とたん、お互いの様子を伺い、しんっと静まるテーブル。
里「いやいや、なんかフツーにおしゃべりしようよ。えーとさぁ、わたし最近、アミィちゃん狐屋くん観察日記をつけ始めたんだけどね」
和子&コオリ「「やめろ」」
里「それをネタ帳として、愛読書の『オレさま男子~~』の作者さんに送ってあげようと思っ、――ブハァッ!」
(里、いきなり噴き出してテーブルに頭を打ち付ける)
瀬戸「里ちゃん撃たれた? ほんとは5秒カウントしてから報告なんだけ――、ブホォッ!」
(瀬戸も噴き出し、テーブルに打ち伏せる)
和子「な、なんだね。この一瞬で連続暗殺するとは、よっぽどの手練れと見たぞ」
狸原「あと一人で負けですね。制限時間までまだ三分以上残っていますけど。
……というかこの状況で怪しいのって、さっきからずっと黙ってる人しかいな――、」
和子と狸原、告発の手を挙げながら、二人してコオリに視線を動かす。
と、コオリ、懸命に両目をぎゅうっとつぶり、プルプルしながら狸原に顔を向けている。
和子「…………」
狸原「…………」
コオリ、目を開けて「どうだ完璧だろーよ」というドヤ顔。
里「ぶっ、ンフフフフッ、き、狐屋くんっ、それって」
瀬戸「んぷぷぷぷっ、もしかしてウィンクな、のっ?」
里と瀬戸、我慢しきれず腹を抱えて大笑い。
和子「……コオリくんよ……」
和子、コオリの肩をポンとたたく。
コオリ「?」
眉を上げてあきれ眺めるポーズだった狸原だが、
「…………ぶふっ」
全員「「「「笑った。狸原の負け」」」」
狸原「いや、そういうルールじゃなかったでしょうが!」
おわり
頑張れバカさま!