「女子座談会を見させられている男子たちの座談会」①
※前のお話(順番にお読みください)
1「全シリーズ男子座談会」
※今回の座談会は
2「全シリーズ女子・バレンタイン座談会① ② ③」
を眺めている男子たちのお話です。
<参加者>
●男子部屋
いみちぇん!:矢神匠
星にねがいを!:相馬真
歴史ゴーストバスターズ:狐屋コオリ
サバイバー!!:風見涼馬
●女子部屋
いみちぇん!:直毘モモ
星にねがいを!:日向ヒヨ
歴史ゴーストバスターズ:天照和子
サバイバー!!:双葉マメ
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四人「「「「……楽しめるか……っ」」」」
コタツのうえの手紙を、バシッとたたき捨てる匠。
部屋にはコタツに、大画面テレビ。
匠と涼馬は、となりの部屋へのふすまをガタガタ動かそうとする。
匠「これ、フツーのふすまじゃないな」
涼「向こうの声も、まるきり聞こえないですね。破壊できるか……?」
顔を見あわせ、文鎮とサバイバルナイフをそれぞれ抜き取るふたり。
が、コタツで本を読みはじめていた真が、アッと声をあげる。
真「それはダメです。二人の異常な腕力で貫通したら、ヒヨがうっかりケガするかもしれない」
涼「……たしかに。マメもうっかり逃げそこないそうだな」
匠「ふつうの女子は、受け身の修行もしてないらしいからな。よけきれない可能性もあるか」
真(受け身の修行……?)
二人は不承不承、武器をしまう。
と、コオリがコタツにぬくぬく丸くなって、すでに眠っている。
三人「「「…………(毎回すぐ寝るな、コイツ)」」」
※
そんなわけで、あきらめてコタツに入ったメンバー。
匠「あっちはいったい、何をやらされてるんだか」
匠が心配そうにふすまを見つめた、そのとたん。
パートナーのひとまず無事なすがたに、三人はホッとする。
コオリも薄目を開け、和子が生き生きとうんちくを語るようすを眺める。
そしてあくびののち、また就寝。
匠&涼馬「「…………」」
真 「(ヒヨ、楽しそうでよかったな)」
コオリ「(すやすや……すやすや……)」
真、本を熟読
コオリ、熟睡
匠、硯を磨く
涼馬、筋トレ
真、本を読み終わって手持ちぶさた。
ほおづえをついてヒヨの笑顔を眺める。
コオリ、レム睡眠。
「礼のやろぉ……、オレのごへいも……ち、かえせ……」
匠と涼馬、腹筋競争
プルルルルッ、プルルルルッ。
カベの電話機が鳴りだした。
コオリ「うわっ、なんだ!?」
匠「電話? こんなところにあったか?」
涼馬「ありませんでしたね」
真「作者に都合のいい空間だな」
鯖『すみません、となりに電話つなげるので……、都合上、話を……話を進めてください……。このままじゃ百年たっても終わらないよぅ……』
匠「おまえが妙なことをたくらむからだ」
鯖『うわぁんっ! みんな自由すぎるんだよォ!本編書いてるときもっ! みんなのバーカバーカ!うわーーーん!!』
がちゃんっと切れる電話。
四人「「「「バカ作者」」」」
初めて意見の一致をみせた男子組!
匠の通話により、女子チームもようやくお題を開いてくれたようです。
次回こそ本題!?