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「女子座談会を見させられている男子たちの座談会」②

「全シリーズ女子・バレンタイン座談会
     うきうき恋バナ! くじ引きお題選手権♡」

※クリア判定は『とある条件』。それを外れた回答には、NGブザー。

モモのお題は「相手にしてほしいこと」とのことだが……?

匠「おれにしてほしいこと?」
テレビ画面に映るモモに、匠は思わず真顔になる。
真「クリア判定の条件が気になるな。なんだろう」
コオリ「どーせロクでもねぇのだろ」

モモ「『匠くんらしい文房四宝を、これからもいっぱい作ってもらいたい』です――とかで、どうでしょう」

匠に他三人の視線が集まる。
匠はうなずき、「もちろん作る」と、重々しく一言。

天井から鳴り響く「ブーッ!」のブザー音。

真「今のがNG?」
コオリ「なんかいいコト言ってたっぽいのにな?」
匠「無礼なブザーだ」
涼馬「相手はあの鯖だからな……」

モモ「そしたら、『たまにはワガママ言ってほしい』でどうかなぁ。匠くん、いつもわたしのやりたいことを優先してくれてるなって、わかるので……」

匠「……っ」

モモ「たとえばだけど、バレンタイン当日は、主従カンケーを逆転して、匠くんがわたしの主さまになってもらうとか」

匠「(おもわずコタツに手をついて腰を浮かせ)おれが、モモの主に? そんな立場をわきまえんことは、」

モモ「たまには、わたしのほうから、匠くんが喜んでくれることをたくさんしてあげたいなぁ」
匠を想い、ほわっと温かい笑顔になるモモ。

匠「……!!」

ぴぽぴぽぴぽーん♪ とクリアの音。

真と涼馬、同情のまなざしで、顔をそむけた匠の真っ赤な耳をながめて。
真「クリア基準はこれか。なるほど」
涼馬「なるほど」
匠(腕で耳をこすり)「あの鯖……ッ」


コオリ「なんだよ?」(まだわかってない)




ヒヨ「そしたら次、わたしがいっきまーす♪」
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お題「あの男の子の、ちょっと可愛い一面♡」
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真「つぎはヒヨなのか」
涼馬「真さんは、あんまり顔色変わらなそうですね」
匠「真はいつも冷静だもんな」
真「……まぁ、そうかな。でも自信ない。すぐクリアになると思うよ」
コオリ「顔色の話なのか?」
真「……まぁ、そうだね」

ヒヨ「ほええ……、真ちゃんのカワイイとこかぁ。うーーーん。うーーーーん。ありすぎて何から語ればいいかな
(中略)
ヒヨ「ビデオ通話したら、夜中なのに、すぐさま出てくれてね。その時の、ホーッと安心してくれた顔が、ものすごっくかわいかった!

真「……………………」
うつむいた真。
ぴぽぴぽぴぽーん♪とクリアの音。

三人「「「瞬殺」」」

真「……相手が、ヒヨだからだよ……(ぼそっ)」


二人たやすくノックアウトされたところで、次、難関の二人!?


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