【あっさじーん伝記】 接客力とは
2020年5月21日。
世間では緊急事態宣言がどうだとか、黒川検事長が賭け麻雀しただとか騒がれている中。あさあさのじんからたわけたツイートが発射された。
これを若い子や麻雀プロがツイートしたらどうだろうか？おそらく「イキりツイート」に分類されるんじゃないかと思う。しかしあさちゃんの場合はイキリにならない。なぜならこのツイートに書かれていることは誰がどう見ても嘘であり、ネタであることがわかりきっているからだ。
ぱっと見は普通の文章なのだが読む人が読めばわかるネタ、そして無駄にダラダラと説明しない。これこそお手本となる見事なネタツイートと言えよう。さらに接客力とはなんなのか、とても考えさせられる。
あさちゃんの身体を張ったネタに感心し、私は応援ツイートで援護する。
悲しいことにこれはすべて事実である。しかも実際はもう少し厳しめで、質問を受けた人々はこれより300万スコヴィル（辛さの単位）くらいカラく拒否していた。
このツイートを目にしたあさちゃん。もちろん誰もが予想できるように私にLINEをよこします。
あさ 「フォーシーズンは森さんの後釜で雇ってくれるとかいう話が一時でませんでしたっけ？」
私 「ほとんどのメンバーが『彼は絶対無理だよ』という中、森くんだけは「自分が同番で教えるから大丈夫」と擁護してくれたんですよ」
あさ 「そうだったんですか。でも、平沢さんぐらいは肯定派に回ってくれると思っていたのですが」
私 「同番はキツイけど店舗が違うならいいと言ってましたよ」
あさ 「マジですか・・・そういや、彼には自分の働いていない店舗のほうを盛んに勧められたなｗ」
この内容はおおむね正しいのだが、隠された情報がある。それは、「私があさじんさんにピン東で働いてほしい」と思っていて、そうなるように動いていた点である。
彼がピン東で働いたら絶対に面白いことになる。メンバーさんやお客さんには何らかの迷惑がかかる可能性があるが、絶対に面白い。面白いことは率先してやるべきなのである。迷惑だけでなく、「オモシロ名物メンバー」となって店が盛況する可能性も十分あるだろう。
ちなみに昨年の夏ごろに水面下でボツになった話で、ピ・ラミッド打法でお馴染みのまるさんコーチングさんが「あさじんさんに麻雀を２か月教えてピン東デビューさせ、長期で勝てるように育てる」という途方もない最高難易度クエストを打ち立てたことがあるが、残念ながらこの企画は始動することなく消滅した。
話題は「遊図での能力はどうだったか」へ移る。
あさ 「でも、俺が勤めていた２年の間に、何人もクビになっていますよ？澤田さんの判断では、少なくとも彼らより俺のほうが能力が上ってことなんじゃないの？」
これはそのとおりである。正確には、澤田さんはあさちゃんの労働力は並みレベルと考えていて、他のメンバーよりも圧倒的にやる気はあるというところを評価して彼を雇用し続けたのだ。
私も同意見で、あさちゃんはやる気は非常に見てとれる。それは遊図へ行って彼の仕事を見ればすぐにわかる。挨拶はカタコトだし絶妙に動きに違和感はあるしほぼペッパーくんだが怠慢はまるでない。そこは大事だ。
私が肯定すると、すぐにあさちゃんから追撃がきたが
森 「いや俺の思いはなにも伝わっていないだろ」
＊
先ほどのツイートに対し、今度は飼い主である澤田さんからリプライが届く。
澤田さんの主張はあくまで「あさちゃんはなんだかんだ仕事ちゃんとやってくれるよ」ということだろう。
これとは別の私のツイートに対してもリプライが来る。
Murakamiとは私のnoteの読者であり、池上彰の３倍くらいキレッキレのリプを飛ばす男として有名である。
画像最上部に私が書いたのは、いまから１年ほど前、遊図に勤務するあさちゃんを澤田さんがイジリ倒していたころの話だ。イジられが過激化しノイローゼ気味になっていたあさちゃんには、澤田さんの発する言葉すべてが煽りに聞こえるようになってしまっていた。
ある日、あさちゃんの本走中、澤田さんが常連客からの「あさじんさんは彼女いるの？」という世間話に「いないんじゃない？」と答えたところ、20分ほどして本走を終わらせたあさちゃんのマグマが突然噴火。「俺の悪口を言っただろ！！と怒鳴り散らし、トイレにこもって地団駄を踏んだ、という怪奇談だ。こんなことがあってもクビにすることなど１ミリも考えず、「そういうところは周りがカバーすればいいんだよ」と澤田さん。氏の懐はユーラシア大陸より広い。
画像中部に書かれたインタとは佐賀の闇である。
どんな人間かというと、佐賀から出たことがない24歳、専門学校を卒業してからゴミ拾いのボランティアを趣味とし、おじいさんのおつかいで生計を立て、親のすねをかじり、インスタに裸の自画像を載せ、女性に気持ち悪く絡み、日本語がだいぶ不自由でプライドが高く、性欲が異常にある親指である。一言でいうと鼻くそである。
あさちゃんの不得意な部分を周りがカバーすればいいという暴論がアリなら、当然インタも雇えるし犬も雇えるという話だ。
「あさちゃんに接客力があるかどうか？」という議題はライングループASA－GSOMIAでも長々と展開された。
あさちゃんには時給1100円、インタはおじいさんのお小遣い据え置きで500円、犬はドッグフード。1時間の従業員コスト1800円以下で抑えられる画期的な提案である。問題は、あさちゃんの「人の名前を覚えられない」という欠点をインタと犬がカバーできるかどうか、それだけだ。
善は急げだ。ASA－GSOMIAで「インタはきつい！インタは本当にキツイです！！」と喚く澤田さんをスルーし、私はインタに内定の連絡を差し上げた。
相変わらずの鼻くそ具合であった。
＊ ＊ ＊ 追記 ＊ ＊ ＊
数日前、福地誠氏がフリー素材であるはずのあさちゃんの顔写真をサムネに使ったことにあさちゃんが激怒、福地氏は謝礼としてあさちゃんに3000円を支払ったのだが、そこで私との約束をすっかり忘れていたあさちゃんのツイートがこちら。とりあえずやり取りを見ていただきたい。
誰だって忘れることはあります。健忘症ならなおさらです。怒りなどありません。ただただ哀れなだけです。
さて、先日ツイッター上でこんなアンケートを取った。noteの売れ行きが爆裂だったため、感謝を込めて読者の皆様にはこの追加記事を、あさちゃんには「ありがとうポイント」を献上しようと考えた次第だ。もちろん現金をそのまま渡すのではつまらないので、喜び溢れる表情を見られるスペアリブ、もしくはお金を増やすチャンスとして使っていただきたくこのような選択肢に決定した。
結果はごらんの通りだ。
「競馬を打たせる」が１位となった。恐縮だが、私の予想以上に接戦になったのは、どの選択肢もそこそこ期待されているからだと思う。そしてあさちゃんのポテンシャルの高さもその理由の一つだろう。
実はこのアンケートを投稿したあとに、スマホ残量１％のあさちゃんから連絡が来ていた。
プレゼントをもらう立場の人間が「食べ物とかギャンブルよりゲームが欲しい」という発言はなかなかにすごい。小学生だったならこういうことを言って叱られて成長していくのだろう。
「競馬やスロットだと無駄に終わる可能性があるから避けたい」というのもまたすごい。人のお金で博打ができるだけで期待値は爆裂だ。その利点がわからないのでは根源的に博打に向いていないと言える。
ちなみにあさちゃんの文章がなぜかケンカ腰なのはいつものことで、こういうプレゼント企画に対して初手「ありがとう」ではないのもいつものことだ。そういった常識があったら彼はもっとまともな生活をしていただろう。
アンケートが終わり、結果をお伝えしたあとも彼は一貫した態度を貫く。
どの一文を取っても感謝の意は１ｎｍも感じない。これぞあさちゃんクオリティ。まさに王のような態度。王と奴隷は表裏一体なのかもしれない。
プレゼント企画は消滅した。
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