【あっさじーん伝記】 地獄の三人番
2020年8月
Youtube配信のためのPC代をクラウドファンディングで集めたのが昨年末。あさちゃんはそれから数えるほどしか配信していない。
また、私、澤田さん、高橋くん、あさちゃんの4人からなる「あさじんTV」のライングループでも「そのうち料理動画を撮ります」と言ってから早3ヶ月。前に進んでいるようにはまったく見えない。その割には餃子失敗しただの焼きそばが質素だのとツイートしており、もったいないとしか言いようがない。
そんな現状を見かねた私は、彼に発破をかけてみようと考えた。
私 「夜勤事件とか青鬼とかPCで出来るゲームを配信してみてはいかがですか?」
あさ 「うーん 需要あるのかな」
彼はいつも「需要がない」「面白いと思われない」と逃げるのだが、そんな心配はまったく必要ない。これはただ彼がやりたくないことを別の原因のせいにしているだけなのだ。
このままではウダウダ言って逃げ続けるだけなので、もう少し強く押して見ることにする。
私 「このままじゃクラファンの支援者から詐欺だと訴えられても文句言えませんよ」
あさ 「いや、いちおうYouTube活動はしたし」
私 「配信のためにPCを使うという名目で金を集めたんですよね?それなら配信のためにPC使わなかったら詐欺になっちゃいますよね」
あさ 「使うには使ったが、人気が出ずに失敗」
私 「最初から人気出る人なんていませんよ。有名配信は最初は地道にコツコツと続けるものです。PCからの配信なんて一度もしてないし、このまま詐欺師扱いされてもいいんですか?」
要は
「信頼を得るために配信しろ」
「人気は気にせずにどんどん投稿しろ」
「最悪訴えられたときのために、とにかくPCから配信しておけ」
ということだ。
しかし、彼からは想像以上にオワッテル返事がかえってくる。
あさ 「訴えられたときは仕方ないだろう。弁護士とか雇えないし対策の立てようがないよ」
私 「いや、配信しとけばええやん」
あさ 「配信はするけど、つまらなかったら、ますます叩かれると思いますけどね」
本当に口答えしかしない中年である。
素直さが一切なく、知性もシナプスもなく、失言ばかりのこの男でも生きていけるのは、やはり日本がありえないくらい過ごしやすい国だからだろう。国のためにももっと厳しくしたほうがいいと思う。
あさじんがどのような結末になっても構わないが、これではクラウドファンディングで投資した方々が非常に可哀想だ。彼らの善意を無為にしないためにも、あさじん配信を実現させるのは介護士である私の役目である。
あさ 「うーん、とりあえずダークソウルあたりでやってみるか」
私 「あさじんさんにスーパープレイは誰も求めてない。まずは青鬼。」
あさ 「そんなんでいいのかな?」
私 「アンケート取ってみたらどうですか?①青鬼配信 ②料理配信 ③ダークソウル配信 ④ゴーストオブツシマ配信。まあ下二つが一位になることはないけど」
あさ 「おっさんが料理してるところとか、誰が観るんだよw」
私 「いいからはよやれ」
あさ 「 灰 」
そして募集ツイートと共にアンケートが公開された。
応募の中からあさじんが選んだにしては、そこそこまともなラインナップになったと思う。結果はコロッケが1位。
焼肉や野菜炒めも悪くないが、ただ炒めたり焼くだけなので、いくらあさじんでも成功率80%はあるだろう。それでは配信として物足りない。
コロッケなら以前の「油がいつまで経っても沸騰しないのだが事件」のような展開になる希望がある。とても素晴らしいと思う。
・・・しかし。彼はまた逃げ出した。
自分でアンケートを取っておいて「1位のコロッケが大変そうだから2位のオムライスにする」というのは本当に常軌を逸している。どういう育ち方をしたらこんな思考が生まれるのだろうか?
当然そんな甘い考えが許されるはずもなく、するどい槍が飛んできてあえなく御用。
*
その後、いつものようにアホ発言を挟むあさじん。
「かも」じゃないと思います。
*
ここからが本題である。事の発端はこのツイート。
あさじんが森くんや私と意見がことなるときは、100%あさじんが間違っている。普通に考えたらそんなことは起こり得ないはずだ。
なぜこんな事が起こるかというと、あさじんは間違った記憶で会話しており、森くんや私はあらかじめLINE等を読み返して確信を得てから発言しているからである。こうすることで通常ありえない意見対立時の勝率を100%に近づけることができているのだ。
「フィリアさんや森さんと同番でも、顔色一つ変えませんよ(笑)」
いつものイキリである。これも彼の悪い癖なので直さないといけない。直すには少々手荒なこともやむなしだ。
あさじ&森&私の同番が決まった。もちろん澤田さんも入る。
「あさじんが会うと嫌な顔をする相手トップ3」が勢揃いである。
明らかに嫌がっている。しかしもう遅い。
数日前に澤田さんと電話する機会があり、もちろんあさじんの話題も出た。ツイートに書いたようにあさじんから「体調が悪いので出勤の告知はしないでください」と連絡が入った。
これに対し澤田さんが「告知しないのはいいけど、突然こないということもあり得るということ?それはきついよ」と返すと、
あさ 「それはないですがアレルギー症状が前日までに治るかわかりません」
と休む可能性を完全に残してる発言だけして会話が終わったようだ。
澤田 「これどういうことなんだろう?ドタキャンがないならなぜ告知してはいけないんだろう?」
私 「気が狂っているからです」
そしてツイッターでの戯言も続く。
このツイートを見て0.5秒に澤田さんに問い合わせると、「頼んできてないよw」。勝利を確信した私はあさじんにリレイズを返す。
するとオリジナリティの高い意味不明な返事がかえってきた。
ふざけているのは完全にあさじんなのだが、もはや彼の中ではこれは逃げてる自覚すらないのかもしれない。
誰も明日同番するとは一言も書いていないのに、勝手にそう思い込んでいるところも実に彼らしい。
面白いので澤田さんに電話をかけてみる。
私 「もしもし、あさじんさんはやはり嫌がっていますか?」
澤田 「『フィリアと森がちゃんと仕事する気があるなら面倒みてやる』って雲よりも高いところから見下ろしています。2人は使えないという前提で喋ってる」
私 「おそろしい男ですね」
澤田 「フィリア君は何度も勤務に入っててアベレージが高いって伝えたけど、『本走の腕はあるだろうけど接客はやってないでしょ』と断定。普通に接客してちゃんと勤務したよって伝えたけど納得いってないみたい」
私 「いつもみたいに首かしげてるでしょうね」
彼の中では、「遊図での勤務」だけが唯一の誇りで、これだけが最後の砦なのかもしれない。それすら森&フィリアに上回られたらもう何も残らないからだ。
この砦を守るためには同番を拒否すればいいだけなのだが、イキリにイキリ倒して暴走機関車と化してしまった彼は止まることを知らない。
私が客として行ったときには何を話しかけてもずっと黙っていた彼がこんなことをいうとはトンチが効いている。
森くんの言う通り引退したかどうかは関係がない。あさじんさんが50年間雀荘メンバーを続けたとしても、50年間雀荘から離れた森くんのほうが仕事ができるに違いない。結局のところ、仕事がデキるデキないは根本的な知能であったりコミュニケーション能力に大きく依存するからだ。
暴走機関車はさらにスピードをあげていく。
実はこの出勤日に合わせて突撃しようと考えていたのだが、森くんの予定が合わず断念。代わりといっては何だが、かもしん氏と稚児さんを誘ってあさじん目当てで遊びに行ってあげることにした。彼は素晴らしい接客をしてくれるだろうか?
そしてツイッターに書いたように、あさじん、森、私の同番は必ず実現させるつもりで、そのときは澤田さんの許可さえ降りれば「地獄の三人番」と称して告知したいと考えている。
お時間のある方はぜひいらして、あっさじーん伝記のリアルを楽しんでいただけたら幸いだ。