活動休止から7年経って新しい歌唱音声を聴いた話。

カラオケでAcidBlackCherry(以下ABC)の楽曲をスクロールしてたら一覧に、
『星空のディスタンス』
って出て来たから思わず一回スルーして、

カバーしてたんか?!ワレ~!!

近頃THE ALFEEライブに行くようになった我が家騒然。
本気で二度見した。


※きゃ~カッコイイーダイスキーってタイプではなく、
ほんっとにこの人は~~~、って愛で方をしているのでそれを否定的に受け取る人は読まなくていいです。


カバー曲は突然に。

ライブ仲間に確認したら、カバーアルバム『Recreation 4』は一度発売延期になったあとに出ていたんだね……
2017年の活動休止前に出ていた。

いや、あのね、わかってるわかってるの。
yasuさんのカバーアルバムは第4弾を出すほどなので好評だったのかも知れないけど。
私個人の感想としては何聴いてもカラオケってか……、

yasuさんのカラオケ。
一緒にカラオケに行った気分を味わえます。。。

何故なんだろ、歌下手じゃないのに、なんかこう……
なんか、そう、軽いってか……声質が薄いんだよね……
声量もないし声はカル―いし
下手じゃないんだけど何かスカスカして……
めちゃくちゃ原曲リスペクトで敬意を持ってるんだろうな、ってのはわかる。それが有りすぎて気を遣って丁寧に歌いすぎてる気がしてしまう。
ある意味、攻めてないのかもしれない。
※個人の感じた印象です。yasuさん気遣いしーだからなって知っちゃってるせいかも。

私にとってカバー曲は、そんなに面白みがないの。

ライブ仲間に「50代手前でこの声出るのもアレだけど……」
って言ったら「当時は40くらいや!」って訂正された……。そっか。
そんな経ってるのか……
確認したら活動休止したの7年前だって。
まだ3、4年くらいの気がしてた。日常的に普通に聴いているのに。
 私がライブ通いして随時情報を追っていた頃は興味を示さず聴いてもいなかったABCを、手持ちの曲に飽きて聴き出した旦那が今更聴いてて、この2、3年で音楽ライブの楽しさを知ったので「ABCのライブも行きたいなー」などと無邪気に言い出す。
 行きたくてもライブが無い、活動していない、この気持ちを思い知るがいい。

『Recreation 4』聴いてみる。

早速アルバムを聴いてみたんだけど。
一曲目『流星のサドル』、第一声目の勢いでフフッてなった。
イキの良い兄ちゃんのカラオケが頭をよぎる。

『星空のディスタンス』も案の定案の定で、ある意味期待どおりだった。
何故なんだw
もちろん桜井さんぽくなるはずは無いし、かといってニューアレンジってほど新鮮でもなく、やっぱりyasuさんのカラオケという感想になる。

それでいて編曲は相変わらず、

音の詰め込みぃぃぃ。

RED ZONEの時からそうですよね。
音の空白があったらしぬのか?! ってくらい隙間なく詰め込まれてる。
yasuサウンドだなぁ、、、と感じた。

『青春のリグレット』、シングルのカップリング曲で聴いてたけどこれはいいんだよね、あってる。
 突然に、この曲をリリースした当時の記事で、
「原キーより上げて歌ってるんですよ」ドヤァ
って得意げなyasuエピソードを思い出した。
松任谷由実さんが低いからね……そりゃそうだよね、って思ったんだった。
よく憶えてたな、一度も思い出したことなかったのに。

 私はインタビューや制作秘話などを聞くと、大体その人のイメージが崩れてガッカリしたり内輪の話で疎外感を覚えたりするので好きじゃないのだが、思えばyasuさんだけは読んでも普通だった。
人の良さというより、私の“こうであって欲しい”と思うところと合っていたのだと思う。

 冒頭のとおり、私は狂信的・盲目的にカッコイイ~歌ウマ~と思ってファンをやっていない。
yasuさんは、もちろんCD音源と遜色なく歌えるほど上手かったし綺麗な声も出るしパフォーマンスも見劣りしなかったのだけど、改めていま聴いても圧倒するような歌声ではない、、、んだよねぇ……
声質が繊細なんだよ。細いの。

ここ最近、THE ALFEEとかHYDEさんとかB'zとか圧倒的歌唱力抜群のライブばかり行っていたし、それこそ闘病から復帰後は以前ほど声が出せなくなったLUNASEAのRYUICHIさんですら、いざ出すと存在感のある歌声なんだよな……、yasuさんはそうでないんだよな、と聴きながら思ってしまった。

yasuさんに関しては、
そこまでカッコよいと思ってないし
すっごく好きな声ってわけでもないし
歌がいちばん上手いと思っているわけでもないし
なんなら身体弱いし
生き様や人柄リスペクトとかでもない。
楽曲はまぁ好きだけど、オンリーワンだったってわけでもないんだよね。
他にも好きなアーティストは居るしもっと上手い人居るわけなのに。
大っ変失礼なのを承知で言うが、私はもっと響き渡るイケボ・圧倒する歌ウマが好きなはずなのだ。

なのに何故特化してファンなのだろう

 私はお金を使う事に罪悪感があるタイプに育っちゃったので(本人の気質だと思う)ずっと、ファンクラブ入ったり握手会行ったりそういうのは画面の向こうの一部の人たちで無縁の世界だと思っていたから。
大人になって自由の利くタイミングでたまたまJanneとABCにハマっただけで。
 ハマッた時にはJanneは活動休止中でABC自体もyasuの声帯のう胞治療でやっぱり一時休止中だったけども。その間に過去曲、過去ライブを漁って追い付いたのもあって、「次ライブあったら行こう~」ってなったから本当タイミング。

yasuが好きってよりは、ライブ行ってグッズ買ってイベントに行って、と、ABCというコンテンツそのものを楽しむのが楽しかったんじゃないかと思う。
Janne円盤を買ってライブ映像を観るようになって、元々カラオケは好きだったけど、CD音源じゃなく生歌の出し方を観たおかげでちょっと上手い風に歌えるようになったのは間違えなくyasuのおかげだと思うw 音域も丁度良かった。

アルバムの半分はカップリングに収録されていて既に聴いてる曲だったけど。

最後の『Tomorrow never knows』は完全に初視聴だった。

これが一番自分の歌にしてる感ある。
AメロBメロでも語尾にyasuの声で聴く感じあるある。
ライブとかで聴いていた、すごく耳に馴染みがある響き。
たぶん聴き慣れた音源だと脳内で声も響きも先にイメージしてしまうから、耳から入って来る音を純粋に拾うの難しくなるんだけど。
初聴きだったから息継ぎとか出し方とかも全部素直に受け取れたような気がする。

あぁ、そうだったなー
こういう感じ。
何が好きってわけでもすごく好きってわけでもなかったんだけど。
やたら詳しくなったし事あるごとに追っているのが楽しくて好きだった。

最後の大サビ転調するところで来るぞ来るぞ……って待ち構えてて、
♪はてしな~い の「は」でこれまたフフッてなって、

転調高っ……www
そりゃこの声でこう歌ったらこうなるね

yasuだなぁ……ってちょっと泣いた。

活動休止から7年経ってたまたま聴き逃していたがため、新規に歌唱音源を聴けたって話。