VRC日記:3 アバターをアップロードした
VRCを始めて数日経った頃、私はフレンドに案内されて「Japan Talk Room 日本人向け談話室」に行った。
フレンドはそのインスタンスに居た美少女と自然に話し始めたので、その人もフレンドなのかなと思ったが、そうではなかったらしい。なるほどこれがバーチャルリアリティSNS。
その美少女曰く、「VRCアカウントをSteamと連携すると『New User』にランクアップしたよ」とのこと。
これは良いことを聞いた。私は技術面への興味が強いため、アバターのアップロード権限が得られる New User 化はひとつの目標だった。
なので早速連携した。
すぐに New User になった。
すぐにアバターを買った。『いら=こるみる』だ。
私はもともとBlenderやUnityとケンカしたことがあり、アバターの読み込み・テスト・アップロードまでは特に苦労しなかった。
VRCSDKという福祉の存在も大きかったが、私もまあまあ優秀なのであった。
そして気になることができた。導入したアバターはポリゴン数が9万を超えている Very Poor アバターだったのだ。
どうやらVRCの推奨するアバターポリゴン数は3万程度らしい。これでは多すぎる。
私は色々と試した。無くても見た目に影響し無さそうな部位や、脱ぐことのできる衣装などを外してみた。
それでもポリゴン数は8万程度だった。
ポリゴン削減プラグインも使ってみた。今度はインナーのメッシュが肌より下になり、ちょっとだけ肌面積が増えてしまった。
最終的に、私は Poor 容量に収まっている『街狐さん』というモデルを購入し、晴れてVRCへログインした。
そして私と会った友人は言った。
「その推奨基準って古いんだよね。大体の人は Very Poor だよ」
私の苦労はなんだったんだ。