読書記録「だから私は、明日の君を描く」
以前に「私の読書週間」のお話の中で私は複数の本を並行して読む「並行読書」をするというお話をしました。
今は
昼間(外出中):「まだ見ぬ春も、君のとなりで笑っていたい」汐見夏衛さん
昼間(家):「エラゴン 意志を継ぐ者」クリストファー・パオリーニさん
ヘアドライ中:「夢みる太陽」高野苺さん
寝る前:「龍のすむ家」クリス・ダレーシーさん
を読んでます。「エラゴン」「龍のすむ家」は私が昔から好きなシリーズで、私の読書の原点とも言えるファンタジー小説です。
さて、突然昨日の話を始めるのですが、私の彼氏くんはもうすぐ将来のための試験が迫っています。つまり勉強に追い込みをかける時期ですね。ということは同棲している私にも然るべき配慮が必要です。
人間が家にいれば音はしますし、集中は乱れることをもあります。なので最近の私はお散歩がてら歩いて買い物に行ったり、一人でカフェに行ったりして勉強に集中できる時間を確保しようと思っています。ということで昨日はイオンモールに買い物に行き、中にあるタリーズで1時間くらい読書をしました。読んだのは最近はまった汐見夏衛さんの「だから私は、明日のきみを描く」という作品です。
作品概要
この作品は汐見さんの作品「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」のスピンオフとして位置付けられています。前作の登場人物、青磁も登場します。
登場人物
遠子:高校一年生 美術部員 人付き合いが苦手
遥:遠子の友達 彼方に想いを寄せる
彼方:陸上部
正直、誰かにあらすじなどをいうのは苦手で、本人に色々想像して欲しいという思いがあるために人物紹介はすんごく薄ーく行きます笑 私が読み返した時にわかる程度で😓
感想 まず感じたこと
まず感じたのは「汐見さんの描く世界は本当に綺麗で好きだなぁ」ということです。学生時代というのは「青春」というなんとも言えない輝きを持つ限られた時間だと思ってます。汐見さんの作品からはそのチラチラ✨とした輝きを感じます。
私は本の表紙の世界観に引っ張られて登場人物や情景を想像することが多いのですが、カバーイラストのナナカワさんのイラストは本当に素敵だと思います。淡い色や光の輝きが汐見さんの作品の世界観の想像を掻き立てます。
感想
汐見さんの描く学生たちを見ていると、学生特有の未熟さや若さを感じます。(私もまだ学生と言われる年代で偉そうですが笑)心がくすぐったくなるような感覚ですね。そんな彼らが織りなす物語や語る話はなんとも心に小さなときめきを与えます。
この表現がどれだけの人に届くかわからないのですが、私はその小さなときめきがあるからこそページを捲る手が止まらない、頭の中の映像を止めたくないと思うのだろうと考えています。
こんな人に読んでほしい
私が読み終わって家に帰った時に彼氏くんに本を話をしたら、活字苦手の彼氏くんに「どんな本?」と聞かれました。この質問は回答が非常に難しい質問です。この返答次第でその人の興味は大きく変わり、作品が広がる機会を私が託されているのです。多くを語ると、もう読まなくていいやとなり、言葉足らずだとへ??となるのです。
私は「心が小さくうずく、トゥンク…てなる感じの話」と言いました。
正直回答としてはかなり低い点数でしたね笑 でも私のフィーリングをすんごく端的に表していたと思います。
なのでこんな人に読んで欲しいというのは
懐かしい時に入り込みたい、繊細な学生という立場の中で小さな心のときめきを感じたい人 としておきます。
もちろん少しでも興味持ったらたくさんの人に呼んで欲しいです☺️
汐見さんの作品はいつも心が小さくうずくとか小さなときめきとかおんなじこと言ってそうですが、私が汐見さんの作品を好きになったきっかけであり、こんな気分になりたい時に読んでるのでしょうか
では今回はこの辺で
ぜひみなさん読んでみてくださいね😆