呪いを解く…毒を抜く…
数年前に休職から退職し、家の中で過ごす毎日。
家事をこなし、子供達のお世話、ママさん達とのお付き合い。
これらを出来る様になるまでも少し月日が必要で、色んなところからの助けをもらいながら過ごしてきた。
新卒入社前からバイトとして勤めていた会社では、たくさんの経験をさせてもらった。
社会人としての経験値はほぼここで得たといえるくらい。
だから、プライベートで結婚しようが、子供を生み育てようが、怪我をしようが、経験値を得てもっとランクアップする為にはそのまま、いつもと同じ様に仕事をやり続けると信じ切っていた。
連続勤務の日数を競うことがありました。
一晩飲み会して仮眠して仕事したこともありました。
定時に上がることは不可能と思ってました。
現場仕事と管理者業務は並行するものと思ってました。
自分の勤務表は月末に週休2日で書き上げてました。
寝る為だけに帰宅してました。
プライベートの予定はほぼ無しでした。
上司の思想は絶対でした。
色んな経験の中にこんな内容がしっかり刻まれて、社会人生活のほとんどを職場で過ごしていたので、じっくり染まっていきました。いろんなものが。
自分が当たり前と思ってしまうことの怖さに気付いたのは、心身ともに崩してしまい退職した数年後でした。
何をするにしても、仕事をしていた時に起こった些細な出来事が連想ゲームの様に思い出されてしまいました。
お風呂に入っていたり、台所で食事を作っていても、寝る前も、夢の中でも。
休職してすぐの頃は、自分自身が不調にも関わらず、会社に対して申し訳なさでいっぱい。自分の存在価値の無さに泣けてきたりして、主人からは意味が分からないと言われました。
※主人は入社当初から状況を知っているので、就業状態の悪さから、心配していた。
何とか体調も精神状態も戻していきたいので、心療クリニック受診、服薬も続けています。
いまは、ご縁があって中医学の存在を知り、漢方薬も服用し、少しづつ自分の体と心に向かい合って過ごしてます。
相変わらず、会社のこと、当時の上司に言われたこと、執念深く思い出されますが、最近は呪いや毒と同じと思い、思い出されても『おわり!ストップ!』と声に出して、いま現在の自分に戻る様に仕向けます。
もう、そろそろ呪いや毒から解放したいと気付いたのは、効能が薄まってきたからかもしれません。
許すことで、辛かった事から離れる事もできるという話も聞いたことあるんですが、許すには少し年月も長すぎたのです。
自分のこの出来事は呪いや毒だから、解放や解毒することのほうがしっくりきました。
まだ社会へ参加しようとは思えないのですが、少しでもいいからお金を稼ぐことができる様になりたいと思えるようになりました。
今年は難しいかもしれないけど、少しづつ出来ることも増やしていけたらと思ったので、アウトプットするのにまとめてみた。