◆どら焼き備忘録 45個目/和創菓 ひとひら(函館市) 〜もちふわ生地が光る個性派〜
◆店名/和創菓 ひとひら
◆品名╱ひとあわせ あんバターどら
◆価格╱300円
◆サイズ╱中
夫と、ふと思い立って函館旅行をした。
その時の顛末はいつか公開しようと思っているが、ともかくこの旅には函館地方のどら焼きゲットが課題に含まれていたことは言うまでもない。
大量入手を実現した際の掟はただひとつ。
『賞味期限順に食べろ』だ。
そんなわけで、本日は函館旅行の入手どら焼き第1弾。
【和創菓 ひとひら】さんの『ひとあわせ・あんバターどら焼き』である。
訪れた時は、完全に新規開業のお店かと思ったのだが、何と創業80年。
ヨシダさんという和洋菓子屋さんが工場直営店として2016年から展開したのが【ひとひら】ということなので、老舗菓子店が立ち上げた戦略的お菓子ブランドとでも言うべきか。
とにかくお店は北海道を代表する某有名菓子メーカーの作りに似て、キレイでオシャレで高級感がありました。
それでいて店内は、親しみやすいあたたかさ。
たくさんのお客様がいらしていて、地元で愛されているのがよく解った。
さて、どら焼きである。
これがひと口食べた瞬間に「おっ!?」となる個性的な食感の生地だったのだ。
例えるなら、ふわっふわもちもっち。
もちもち生地は概ねふわふわ感を、ふわふわ感は概ねもちもち感を忌避するものだが、これは見事にもちもちとふわふわが一体となった、珍しい食感に思われた。
なんかあれだ。昔のパンケーキに少し似てる。
餡は水分多めだが、豆の粒感がしっかり残っていて、それでいて粒感を感じさせない不思議な舌触り。
試しに生地をめくってみたら、本当に小豆の粒を並べて置いたみたいに残っていて驚いた。
うん。これは個性的だぞ!
ここまで振り返ると、生地も餡も個性的なところへ持ってきて、バターフィリング的なものまではさまっているのだから、さぞかしまとまりがないのでは?と思いきや、驚くほど全体的に甘さ控えめで洋菓子感のあるふわもちどら焼きとしてまとまっていて、完成度が高い。
和と洋の見事な調和というより他なし!
いやーお見それしました!
これは俄然スタンダード版も気になりますね!
それでは、このたびはこの辺で!
◇生地
香ばしさ★★★☆☆☆☆☆
しっとり☆☆☆☆☆☆☆★ふわふわ
ほろり ☆☆☆☆☆☆☆★しっかり
甘め ☆☆☆☆★☆☆☆甘さ控えめ
◇あんこ
豆の風味☆☆★☆☆☆☆☆
つぶあり☆☆★☆☆☆☆☆つぶ弱
濃厚 ☆☆☆☆☆☆★☆あっさり
甘め ☆☆☆☆★☆☆☆甘さ控えめ
塩味あり★☆☆☆☆☆☆☆塩味なし
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