◆どら焼き備忘録 98個目/足立音衛門(京都府福知山市)
◆店名/足立音衛門
◆品名╱とよみ大納言小豆のどら焼き。
◆サイズ╱小
札幌大丸のデパ地下で買った、百貨店系のどら焼き3個目。
今回は、京都府福知山市に本店を置く足立音衛門である。
正直言うと、ここ2つのどら焼きは、そもそもがどら焼きと名乗っていない商品だったこともあり、美味しいんだけどな…何か違うんだよな…という違和感が続いていた。
しかし今回は、正真正銘のどら焼き。
見せてもらおう大丸百貨店のバイヤーの力!!みたいな気持ちで臨もうと、一応足立音衛門さんを検索してみると、まっこと不名誉なことにあまり芳しくない検索ワードが候補に上がってきた。
むむ…?確かにお値段はそれほど安くなかった気はするが…大丈夫なのかな?
調べてみると平成3年の創業というから、和菓子業界ではかなりの後発と言えるであろう……と思ったら、何とWikipediaには『洋菓子店』と書いてあるではないか!
あの屋号と店構えで洋菓子店!
そうかあー。大丸のお菓子屋さんは攻めてるとこが多いですね!
そんなわけで、新進気鋭の洋菓子屋さんのどら焼き。
パッケージは亀をデザインした縁起良さげな和柄に鶴をあしらった落款。
袋を破ると、中の小ぶりなどら焼きは和紙に包まれていて、いかにも高級感がある。さすが百貨店スイーツ。
こういうとこをもすこし省略するとコスパも上がるのと違うかな…ね…と、貧乏人の性で心中ぼやきつつ2つに割ってみると、その瞬間にあの確信がやってきた。
うまいやつきたー!
皮は、しっとりとふわふわの真ん中を貫く絶妙なやつ。あくまでも薄めで口どけもよく、ほろり感を保っている。
そして餡。
これはわざわざ品名に「とよみ大納言小豆の」などと謳っているだけあり、まっこと小豆の風味が豊かでホクホク感があり、濃厚で美味しかった!
皮がまた餡にぴったり寄り添うバランスで、ここへきて初めて「さすが百貨店の貫禄!」と唸るどら焼きになったのでありました。
誰だー!「足立音衛門 まずい」で検索したやつは!!
あれですよ!どら焼きは美味しいです!!!
手作り感ある美味しいあんこが食べたい方はぜひ!
それでは、このたびはこの辺で!
◇生地
香ばしさ★★★★★☆☆☆
しっとり☆☆☆★☆☆☆☆ふわふわ
ほろり ☆☆☆★☆☆☆☆しっかり
甘め ☆☆☆☆★☆☆☆甘さ控えめ
◇あんこ
豆の風味★★★★★★☆☆
つぶあり☆☆☆☆☆★☆☆つぶ弱
濃厚 ☆☆★☆☆☆☆☆あっさり
甘め ☆☆★☆☆☆☆☆甘さ控えめ
塩味あり☆☆☆☆★☆☆☆塩味なし