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◆どら焼き備忘録 63個目/道の駅 南ふらの(富良野市) 〜一大観光地で再会した、またしても阿部菓子舗④〜

◆店名/道の駅 南ふらの
◆品名╱ふらの あんバターどらやき
◆サイズ╱小

道北めぐりの帰り道、そういえばスタンプを取り漏らしてたな…と思い立ち寄った道の駅で、美味しそうなどら焼きに出会った。
急ぎの帰路で見つけたもので、ばたばたと駆け足で買い物し、本日満を持して食べる。

で、どれどれ…とパッケージを検分し始めたところで「えぇー!?」となった。
買った場所は富良野市なのだけれど。
冠はあくまでも北海道における一大ブランド観光地の「南ふらの」なのだけど!
製造者は、何と毎度おなじみ夕張市の【阿部菓子舗】さんだったのだ!まじか!

一瞬「これ…レビューの必要ある…?」とも思ったが、考えてみればこのレビューは色々などら焼きに出会うために「あれ?このどら焼き食べたっけ?どうだっけ?」を回避するための備忘録のつもりでつけ始めたものだったのだ。
従って、もしまた富良野市を訪れた時にこのどら焼きを買ってしまわないように…いや、別に買ってもいいんだけど、せめて買ったことは覚えておけるように記録しておくことにした。
ちなみに、阿部菓子舗さんはお膝元である夕張市でも【たんどら】という石炭をイメージした変わりどら焼きを↓↓

あと、何なら普通のどら焼きも↓↓

あと、これも知らずに買ったのだが滝川市の道の駅の変わり種・りんごどら焼きも!阿部菓子舗さんだったのだ!手広いなあ!もう!↓↓

そんなこんなで、今回はふらの冠のあんバターどら焼きなのだ!
ショックでちょっと昭和軽薄体みたいな文体になったが許して欲しい。

えー。
阿部菓子舗さんのどら焼きの最大の特徴はアーモンドプードルだと思っているのだが、ご多分に漏れずこのどら焼きにもアーモンドプードルが入っている。
アーモンドプードルが入っているどら焼きは、概ね口どけはほろりとしているが、これも比較的そんな感じの皮だ。

齧ってみて思ったのは、たんどらやりんごどら焼きに比べると、微妙に最大公約数を守ってる感じの無難な仕上がりだなーということ。
しっとり、ほろり。小ぶり。バターの主張もそんなに強くなく、餡も甘すぎず豆すぎず、何となく阿部菓子舗さんのどら焼きにしてはぼわっとしている感じがした。
もしかすると、富良野の商戦に対するイメージが余計にそう思わせてるのかも知れない。

美味しいんだよ。美味しいのだけれど。

富良野は毎回行くたびに思うものがある。
もちろん、ハナからすごい特産品のメロンとかね、あるけども。
なんだろうなあ。お土産品とかさ。例えばソフトクリームとかさ。
なんだろう。
「ふらの」の名前と集客力である程度売れちゃうんだろうな…だからこんな感じなのかな…という残念感と出会うことがままある。
ニセコとか函館の地域力みたいなものとはまた違う…何だろうな…言葉を選ばざるを得ない印象がある…お察しください。

そんなこんなで、美味しいんだけど、同じ阿部菓子舗さんなら俄然【たんどら】と【江部乙のりんごどら焼き】を推したいと思ったのでありました。

それでは、このたびはこの辺で!

◇生地
香ばしさ★☆☆☆☆☆☆☆
しっとり☆☆☆★☆☆☆☆ふわふわ
ほろり    ☆☆☆☆★☆☆☆しっかり
甘め        ☆☆☆★☆☆☆☆甘さ控えめ
◇あんこ
豆の風味★★★☆☆☆☆☆
つぶあり☆☆☆☆☆★☆☆つぶ弱
濃厚        ☆☆☆★☆☆☆☆あっさり
甘め        ☆☆☆★☆☆☆☆甘さ控えめ
塩味あり☆☆★☆☆☆☆☆塩味なし

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