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吉備津彦神社~感じる神社 0.8~


京都滞在の後、そのまま帰る予定でしたが
京都にいる間に、岡山に住む友人と連絡をとるタイミングがあって
急遽立ち寄ることに。

岡山まではなかなか行かないですからね。

岡山の友人とはもう2年以上会ってなかったですし、
連絡もしていなかったので
このタイミングで話すってことは、岡山に行けっていうサインだと思いました。
ただの偶然と片づけてしまえばそれまでですが
自分の中で何かを感じたなら、行動してみるしかないですね。

何もないかもしれないけれど、後々つながったりしますから。


さて、1日だけの滞在でしたので
吉備津神社
吉備津彦神社

にお参りしました。

名前を微妙に変えていますので、区別がしにくいですが
まずは

吉備津神社

桃太郎電車で行って、吉備津駅から7.8分といったところでしょうか。降りた乗客はみなさん神社へ向かうようで、ぞろぞろと歩いて



ここは長い回廊が有名な写真スポットです。


桃太郎伝説が残る場所として歴史のある建物でした。御祭事など行われてきた場所のようです。

神さまいるのかな?!
正直何も感じず、早々に退散。

桃太郎電車で、1つ先、備前一宮駅へ

吉備津彦神社


こちらが岡山市民の祈りの場ですね。一宮神社です。
活気といい、こちらに神様がいらっしゃるのを感じました。


格式が高いというか、素晴らしい佇まいの神社でした。


そして本殿の脇を出たところにある、小さなお社

温羅神社


温羅さん、渡来人と云われ、この土地に製鉄の技術を伝え、人々が豊かに暮らせるよう尽力された方だそうです。桃太郎伝説ではとして描かれています。
桃太郎=吉備津彦は、大和王朝から派遣されたいわゆる侵略者です。
桃太郎の鬼退治も、為政者が都合よく作った物語。

温羅さんは岡山の人にとって大切な祖先なんですね。今でも大切に語り継いでいる神さま。
岡山には「うらじゃ」という夏祭があります。


お社の奥に、神社仏閣によくある「鎮魂碑」があり


普段は素通りですが、何かとても惹かれるものがあって
その前に立つと涙が出てきました。

自分でもびっくりしたのですが、どうやら鎮魂碑の台座になっている
磐座が重要なもののような気がしました。

案内文を読むとやはり

昔は山のもう少し中腹にあり、神事を行っていた磐座だったそう。きっとここで祈りを捧げていたことがあったのかもしれません、不思議なご縁でした。


吉備津彦神社のご祭神は、背後の吉備の中山という山全体であり、太古より人々から崇められてきた山で、備前、備中、備後に分断された際、備前と備中は、祭祀をする上で大切な吉備の中山を仲良く二つに分ける形で国境を決めたそうです。この土地の中心的な祈り場なんですね。

上まで登れば、古墳磐座があるそうです。
今回は、登る準備もしてなく、時間もなく残念ながら行けませんでしたが
次回来ることがあれば、ぜひ登りたいと思います。


私の父は岡山出身で、私は神奈川で生まれ育ったので
これまで数えるほどしか訪れたことがありませんでした。

祖先である吉備の中山、吉備津彦神社、温羅神社にお参りできて良かったです。今回は先祖詣でとなりました。






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