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アメリカ妊婦|妊娠初期まとめ
30代後半、初めての出産をアメリカで予定しており、現在臨月までたどり着きました。妊娠初期はまだ日本におり、中期で渡米。当時の体調や心境の変化を記録に残しておこうと思います。
妊娠1か月(0~3週)
まだ妊娠が分かっていない時期です。私は不妊治療を受けていたので、このころはクリニックに通いながら、渡米準備を進めていました。ラストチャンスと思いながらの通院、涙の退職、怒涛の引っ越し準備。バタバタと過ごしていました。
妊娠2か月(4~7週)
妊娠4週に妊娠判定を受けました。結果をクリニックで聞いた際は、穏やかで温かい気持ちだった記憶があります。すでに渡米していた夫にすぐに連絡すると共にどこで出産するか悩みましたが、夫のいるアメリカで出産することに決めました。
この時期はまだ退職前で、バタバタする日々が続いていました。胎嚢確認、胎芽確認、心拍確認が順調に進む一方で、出血することが何度かありました。
つわりはまだなく(この時期ジャンクフードが食べたくて我慢できなかったのですが、つわりじゃなくて退職や渡米準備のストレスだったと思う)、過去複数回流産履歴のある私は、赤ちゃんが無事なのか確認するすべもなく心配でたまりませんでした。
茶色っぽいオリモノのような出血がちょこちょこあったのですが、一度真っ赤な血が出た時は、震える声で病院に電話をして、すぐに診てもらいました。「大丈夫、赤ちゃんの心臓動いているよ。」という先生の言葉。安心と心配な気持ちが収まらず心がぐちゃぐちゃで、大丈夫と言われたのに泣きながら帰宅しました。
妊娠3か月(8~11週)
このころからつわりが始まりました。私の場合は、食べづわりと眠りづわり。
食べづわりは、特に夜が辛かったです。妊娠が分かってから22時就寝を目指して生活していたのですが、21時ごろから乗り物酔いのような感覚が始まります。絶対に嘔吐することはないのに、出そうな感じが続きます。ビニール袋を片手に座り込み、吐き気の波と対峙。少し落ち着いたころに、胃に物を入れてから就寝といった日々が続きました。
色々試しました。はじめの方は、オレンジジュース・こんにゃくゼリーといったサッパリ流し込めるものが効果ありました。しかし次第に効果が薄れてきて、バナナ・ラムネ(駄菓子)・ヨーグルトが最終的にベストメンバーに選ばれました。
眠りづわりは、日中が大変でした。1日中いつでも気絶するように眠れてしまう状態。頭がぼーっとして、横になって眠りたい、という衝動との格闘です。まだ仕事をしていましたが退職日も近づいていたこともあり、半休や在宅勤務を多めに取り入れさせてもらい、ほぼ毎日昼寝をしていました。
妊娠4か月(12~15週)
退職し、クリニックも卒業し、家も引き払い、渡米前最後の1か月は実家で過ごしました。最高に幸せでした。大学卒業後ずっと実家を離れて暮らしていたので、久しぶりの地元でのゆったりした生活に心が満たされました。
クリニック卒業後は、地元の大きな病院へ転院しました。つわりは引き続きある状態でしたが基本的には健康な状態。しかし14週ごろ、オリモノシート一面に広がる程の茶色いオリモノが出ました。「またダメだったのかもしれない・・・」絶望でほぼ諦めの気持ちが押し寄せる中、病院に泣きながら電話してすぐに診てもらいました。「大丈夫、赤ちゃん元気ですよ。ただ胎盤から出血があったみたい。なるべく安静にしてすごしてくださいね。」と先生からの言葉。心が乱れまくりました。赤ちゃんは頑張っているのに、私は諦めかけてしまった・・・
この出来事がきっかけで、「どんなに不安でもいい。でも、赤ちゃんは無事に産まれると信じよう。そして、お腹の赤ちゃんのためにできることは、全てやりつくそう。」と、腹をくくりました。
そしてフライトまでのカウントダウンがいよいよ始まります。移動は妊娠5か月(17週)を予定しており、準備を進めたのもこの時期でした。
妊娠初期まとめ
渡米準備・退職・家の売却などが重なり、なかなか妊娠していることに集中できない期間でした。環境も大きく変化しはじめ、頭もやることもいっぱいで、体調にもなかなか気を遣えてなかったと思います。
そして、海外生活は初めてということもあり環境の変化への不安、無事に異国の地で出産を迎えることができるかの不安で、ややピリピリしていた記憶があります。
そんな中、寄り添ってくれた友人や家族には感謝の気持ちでいっぱいです。「いつでも日本に帰ってきていいんだよ」「今の時代、いつでも繋がれるから今までどおり連絡とり合おうね」「一人で抱え込まずに、周りを頼ってごらん」こんな言葉が印象に残っています。どの言葉にも支えられました。
この時期にできることは全てやりつくした、そう思える状態で妊娠初期は終わりを迎えます。次は妊娠中期、渡米してアメリカの病院へかかります。妊娠初期に比べるとあっという間に過ぎ去った中期。これはまた次の記事で記録を残そうと思います。
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事が、いつかどなたかのお役に立てば幸いです。