船便・航空便・手荷物|日本から持って行ってよかった物&いらなかった物
駐在は国境を超えてのお引越し。環境や生活スタイルが異なるため、何が必要で不要かなんて行ってみなきゃ分からないですよね。しかし、引越し準備はそんな訳も分からない状態で進めなくてはならない・・・。今回は、実際に渡米して数か月経った今、引越し時の持ち物について振り返りたいと思います。尚、渡米までの全体像はこちらの記事に纏めています。
船便・航空便・手荷物の違い
荷物の輸送方法は主に3つあります。
船便:輸送期間は2か月ほど。大体の荷物は船便に詰めます。
航空便:輸送期間は数週間ほど。輸送量は船便より少ないことが多い。
手荷物:スーツケースで渡航当日に自分で持ち運ぶ荷物。
船便と航空便は、夫の会社が手配してくれました。夫が先に渡米し、数か月後に私が渡米する予定だったので、見積もり1回の他に、単身用船便&航空便と家族用船便&航空便の計2回に分けて、パッキングと搬出のため業者さんが家に来てくれました。プランにより輸送可能容量は異なると思いますが、航空便は単身用も家族用も大小1つずつの段ボールだったと思います。船便は単身用より圧倒的に家族用のほうが輸送可能容量が多かったです。
夫婦ともに渡米後各自すぐに使いたいものは手荷物として運び、スーツケースに入らないけど日常生活で必要なものを航空便に詰めました。それ以外は船便にという内訳です。
渡航先により、船便や航空便で運べるものに制限があります。アメリカは食品NGだったり、航空便でのバッテリーや電池類輸送がNGでした。業者さんからも案内があると思いますので、ご確認ください。
また、トランクルームの利用も我が家の場合は可能だったため、大型家電(冷蔵庫・洗濯機・オーブンレンジ・テレビ)と家具(ベッドフレーム・マットレス・ソファ・ダイニングテーブルとイス)、湯たんぽ(輸送禁止物だった)、書籍類(置いていく家電家具の取扱説明書、アルバム、本)は日本に置いていきました。
船便
アメリカに持ってきて良かった!と実際に感じているものはこちら。
キッチングッズ
変圧器
炊飯器
食洗器対応の食器と調理器具
土鍋
玉子焼き用フライパン
縦長の米びつ
日用品
ティッシュ
綿棒
基礎化粧品、日焼け止め、生理用品類
掃除用具
ルンバ
ハンディ掃除機
家具
仕事デスクセット(モニター、キーボード、仕事用デスクとイス)
アメリカのキッチンは、冷蔵庫・オーブン・電子レンジ・食洗器が備え付けの場合がほとんどと聞いておりましたが、我が家も実際に備え付けでした。炊飯器もアメリカで売っているのですが、少々奮発して買ったものだったので持っていきました。電圧が日本とアメリカでは異なるので、高い電圧を使用する家電を持っていく際には1台変圧器があると安心です。我が家はこちらを使っています。重たいので、船便での輸送がお勧めです。
また、冷蔵庫は大きいのですが右半分が冷蔵庫、左半分が冷凍庫という作りでした。そのため、高さと奥行きはあるのですが、横幅が日本の冷蔵庫より狭く、縦長の米びつだったり保存容器が活躍しています。
そして、大きな食洗器も備え付けでありました。洗い物は1日1回夜に食洗器をかけるだけといった感じで生活しています。こだわりがなければ、100円均一などで食洗器対応の菜箸・お箸・お茶碗・お椀といった食器や調理器具を持っていくと便利です。
日用品は、好みの問題だと思います。ちょうど渡米前後、妊娠の影響で鼻水が毎日大量に出ていました(汚い話ですみません・・・)。月2箱のティッシュを消費するくらいで、今も私の鼻周りのお肌を守ってくれているのは、日本のエリエールといっても過言ではないと思っています。また、生理用品はまだアメリカのものを利用していないため比較できていませんが、使い慣れているものがいいなと思い数年分をAmazonでまとめ買いして、そのまま船便に詰めました。
アメリカの物件事情として、フローリングの部屋の他にカーペットの部屋があることが多いと思います。そのため、掃除用具はそれを見越して検討されると良いかと思います。私は、カーペットはルンバ、フローリングは現地調達したクイックルワイパーもどき(乾いたシート&ウェットシートどちらもあります)、気になったときだけハンディ掃除機とコロコロを使っています。
航空便
容量に限りがあるので、かなり厳選しました。私が渡米した時には、すでに家族用船便も航空便も到着済みの状態でしたが、夫は渡米2週間後に航空便を受け取ったようです。船便はさらにその数か月後の到着でした。夫が航空便に詰めて良かったと言っているものがこちら。
枕
食事セット(お皿1枚、どんぶり1つ、コップ1つ)
保存用品(タッパー、ラップ)
割りばし
タオル(バスタオル2枚、ハンドタオル4枚)
折り畳み踏み台
防寒具が必要な季節での渡米だったので、ダウンや冬物の外着、スウェットを詰めるとパンパンになってしまい、他はあまり詰められませんでした。
また、アメリカで外食をすると1食の量が多いです。テイクアウトも量が多いです。一方で食べきれない分は大抵の場合持ち帰り用のBOXがもらえます。そのため、保存用品が活躍したようです。
尚、収納が多いアメリカですが、高さがあり男性でも届きづらいです。折り畳み式の踏み台があれば、家の中であちらこちらへ移動させて使うのに便利です。
手荷物
夫は無印良品の105L容量のスーツケース2つとリュックサック、私は無印良品の105Lと36L容量のスーツケース1つずつとリュックサックを手荷物として持って行きました。アメリカの家は収納場所も多いので邪魔には感じていませんが、帰国したら特に大容量のスーツケースはいくつか処分した方がいいかもと思っています・・・
お互い貴重品やPCなどの電子機器類を入れたら、リュックはパンパンになりました。電子機器類の中でも、Kindleは持ってきて良かったです。書店や図書館で日本語の本も手に入らないことはないですが、種類は期待できません。日本のAmazon Prime会員は退会せず渡米してきたので、Prime Readingで日本の本を読んでおりKindleが活躍しています。さて、スーツケースに入れてきて良かったと感じているものはこちら。
スリッパ、つっかけ(サンダル?ベランダで履くようなやつです)
食品
調味料(だしの素、七味、山椒、マヨネーズ、ソース)
缶詰
お茶パック(麦茶、緑茶、中国茶)
インスタントのお味噌汁
乾燥わかめ
エリアによっては日系スーパーがあり、上記食材も高価ですが手に入ります。私は現在近所にある韓国系スーパーで、味噌やお米なども含めた食材をよく購入しています。ただ、そういった日本食材が手に入るスーパーを見つけるまでの期間、ほっと一息つきたいときに手荷物で最低限の「和の食材」があると心強いです!
尚、アメリカへの食品持ち込みは禁止物がありますので、渡米前に最新情報を確認してください。
スリッパは部屋の中で履く用として、つっかけはアパート敷地内の共用廊下で履く用として重宝しています。土足文化なアメリカなので、誰がどんな土足で歩き回ったか分からない部屋の中を裸足で歩くことに抵抗がありました。一軒家やタウンハウスの場合、つっかけはわざわざ手荷物でなくても不便ないと思います。
余談ですが、妊婦用骨盤ベルトは身に着けてきて良かったです。マタニティウェアは未だに実店舗でどこに売っているのかよく分かりません。ただ、アメリカのAmazonで骨盤ベルトを含め買えます。そこにたどり着くまでに時間を要したため、日本の赤ちゃん本舗などでほしいなと思っているものがあれば、日本で買ってきてしまった方が良いと思います!ちなみに、近所のUNIQLOでは、妊婦用下着などの取り扱いがなく公式オンラインショップでも買えませんでした(たまたま品切れ?エリアの問題?)。妊娠出産関連は、また別の記事でお話しできればいいなと思ってます。
いらなかったもの
アメリカの生活スタイルでは使わないな、現地調達で十分だなと実際に生活していて思うものはこちらです。
おしゃれ着(セーターや、テラテラ素材などの服)
ヒールのある靴
メイク道具のストック
歯磨き粉、糸ようじ(手荷物リュックに歯磨き粉1本あれば十分)
トイレ掃除シート(トイレにそのまま流せます系)
私の住まいは、車以外の移動手段は考えられないような郊外にあります。住むエリアや好みにより異なる部分ですが、車社会のためヒールのある靴は出番なしです。また、地域の方々は部屋着のような格好で外出している印象があります。なので私もほぼ毎日全身UNIQLOのラフな格好。顔は日焼け止めとリップを塗り、眉毛を書いたら完成。アイラインやアイシャドウ、チークを楽しんでいたころが懐かしいです。
アメリカは日本より口腔ケアの意識が高いようで、歯磨き粉や糸ようじが手軽に手に入ります。Crestの歯磨き粉も種類が豊富。糸ようじも大容量のものが売っているので、現地調達した方が気軽にガシガシ使えます。
トイレ事情は、今後一つの記事にしようと思っているくらい思いがあります。簡単に言うと、よく詰まるんです。なので、トイレに流せる掃除シートは怖くて使えません。使ってもいいのですが、捨てる際はごみ箱に捨てることをお勧めします。
番外編:個人でも船便送ってみた
家族用船便と航空便を発送したのが4月上旬で、私の渡米が6月下旬。その間に実家で過ごしたりしていました。帰省中に姉から新生児用の服や絵本を譲ってもらったので、段ボール1箱を郵便局の船便を使い送ってみました。
無事届きましたよ!でも、5月下旬に発送して到着したのは9月半ば。法人契約での発送と個人発送では何か違いがあるのですかね?発送から2か月経って以降は、到着まで不安でした。
さいごに
今回の記事はとても長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事が、いつかどなたかのお役に立てば幸いです。