アメリカ出産準備|病院見学と両親学級
はじめての出産、はじめてのアメリカ生活。分からないことに溢れる日々の中、少しでも情報を手に入れたいと思い、アメリカで産院ツアーや両親学級に参加しました。現在妊娠9か月でまだ産前ではありますが、どちらも「事前に知ることができて良かった」と安心につながったので、同じような状況で不安に感じられている方のお役に立てればと思い記録を残したいと思います。
産前産後サポートの種類
日本では多くの方が両親学級に参加するものだという知識はありましたが、アメリカにも両親学級は存在するのか?また産後は夫婦2人で乗り切るつもりだが、使えるサポートサービスはないのか?という疑問不安を解消するため、何かないかと調べてみました。そこで私が気になったものはこちら。
ドゥーラ
産院ツアー
両親学級
交流会
ミールトレイン
ドゥーラとは、医療行為は行わないけれども、妊娠・出産・産後のサポートをしてくれる専門家のこと。産前からお産中、産後まで一気通貫して同じ人が寄り添ってくれるもので、アメリカでは認知度が高いそうです。
とても興味があり、調べたサポートの中でも一番活用したいと思いました。しかし、あいにく私の住んでいる地域では日本人ドゥーラさんがいなかったので諦めました。
それ以外は実際に活用したので、それぞれご紹介していきたいと思います。(ミールトレイン自体は活用していませんが、それに似たサービスを利用しています)
産院ツアー
産院ツアーとは、実際にお産する病院に足を運び、入院する部屋などを案内してもらえるといったものです。
日本でも存在するサービスなのか分からないですが、恐らく大パニックであろう出産当日にはじめて産院へ行くのと、一度どんな場所か訪れたことがある場所では安心感が違うと思い参加しました。
私は妊婦検診で通っている病院と産院が異なるということが、妊娠中期で確定していました。もしかしたらアメリカでは私に限らず、妊婦検診は地域の病院で行い、産院はそこと提携している大きな病院、というのが主流なのかもしれないです。
産院の出産予約はしていないものの、どこの病院かは目途が立っていたため、病院のホームページ内から「Maternity Tour」というものに参加しました。定期的に開催されており、何組かの夫婦と合同で行われるものでした。
私が参加したときは、人種はさまざまで我が家も含めみなさん夫婦で参加していました。当日の内容はこんな感じです。
所要時間1時間、費用は無料、事前予約必要
お産の流れに関するパンフレットや冊子が配られる
冒頭30~40分ほど、担当者によるお産の流れなどの口頭説明
ツアー(入口→病室→回復室)
アメリカは基本的に個室で、ベッド・ソファ(立ち合いする人はそこで寝ることも可能)・トイレ・シャワーが各部屋に備え付けてあるみたいです。
陣痛から出産まで同じ部屋で過ごし、産後は回復室へお引越しという流れでした。帝王切開の場合は、オペ室へ移動するそうです。
実際にどんな環境で出産や入院するのかを確認できた安心感もありますが、アメリカ版お産の流れをもらった冊子で予習することができたことも、安心につながりました。
両親学級
産院で開催されているものに参加しようとも考えたのですが、言葉の壁によりなんとなくのニュアンスで理解するよりも、日本語で理解を深められるタイプが良いなと思い、以下に参加しました。
海外在住者向け両親学級(Ready baby abroad)
主催は薬剤師として活躍されてこられ、アメリカでも出産のご経験がある方。ホームページから興味がある旨問い合わせをしたところ、すぐにメールで返信をいただくことができました。
両親学級の司会進行は主催者さん、講師は助産師として活躍されてこられた方で、この方もアメリカでの出産経験がある方でした。
約2時間半のオンライン形式で、合計3回の講義が1セット。私が参加した際は、我が家ともうひと家族が参加されていました。少人数制であったこと、日本語でのコミュニケーションが可能だったことから、質問もしやすく、妊娠期間中のちょっとしたマイナートラブルについても聞くことができ、満足度が高かったです。
交流会
たまたま最寄りの図書館で、日本で助産師をされていた方が妊婦さん・ママを対象とした交流会を定期的に開催されていました。参加者同士が情報や悩みを共有しようというコンセプトのもので、産前に2回参加しました。
「ベビーグッズどこで買ってますか?」「産後ってどのくらい何もできないと想定していたほうがいいですか?」「日本から親がサポートに来ましたか?」など、当時気になっていたことを先輩ママさんたちに聞き、たくさんの方から経験談を伺うことができました。
こちらは、特に住んでいる地域に根付いた情報を得ることができたので、出産直後の生活イメージの解像度が上がりました。
ミールトレイン
有料サービスもありますが、コンセプトとしては赤ちゃんが産まれた家庭や、闘病中の家族がいる家庭など、助けが必要な家庭に無償でお食事を持っていくボランティア活動のようです。
上記リンク以外にもプラットフォームはありますが、個人ページを作成してURLを家族や友人にシェアすると、協力者が食事を自宅まで持ってきてくれるよという使い方のようです。
残念ながら渡米して数か月の私は、まだ友人と呼べる間柄の人は片手で数えられるほどしかいないため、引け目を感じてこちらのサービス利用は諦めました。
その代わり、地域で日本人の方が日本人向けにお弁当やお惣菜を販売していることを先述の交流会で知り、そちらを利用しています。月に1~2度ほどLINEでメニューが届き、注文したら指定日に受け取りに行くというもの。出産直後はかなり助かるだろうなと思い、出産前の現在から利用を始めています。
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事が、いつかどなたかのお役に立てば幸いです。