アメリカ生活|<祝>運転免許取得!
日本ではペーパードライバーで、運転は可能な限りしたくなかった私が、ついにアメリカで運転免許を取得しました!喜びとともに、どんな感じだったか記録を残したいと思います。
免許取得の決意
念のため日本で準備した国際免許を持ってきたものの、本音は「運転=怖い」ので、極力運転したくありませんでした。
しかし実際に渡米してみると、運転しないと生活ができない環境ということを目の当たりにしました。そして妊娠中ということで、産後子どもに何かあったら自分が病院に連れて行かねばという使命感も日に日に強くなっていきました。
さらに私の住んでいる州では国際免許証の利用有効期間は渡米から3か月。期限に加え妊娠中期で渡米した私は、後期に入るまでに取ってしまわないと産後に免許取得はさらにハードルが上がるのではと強迫観念にとらわれ始めました。
産まれてくる子どものために、何としてでも産前に免許取得して近所のスーパーや病院までは運転できるようになるぞ!
この気持ちが重い腰を上げる原動力になりました。
免許取得の流れ
私の住んでいる地域では、免許取得はこのような流れでした。
最寄りのDMV(Department of Motor Vehicles)予約
予約当日
必要書類の提出
筆記試験
路上試験
仮免許証受領
郵送で免許証受領
路上試験は筆記試験を合格してからになるので、別の日に受けても大丈夫です。また、筆記試験も1度申し込みをしても3回受験が可能でした(2024年8月時点)。しかし私は試験という響きが苦手で、とても緊張してしまうタイプ。なので何としてでも筆記試験は一発合格を目指し、路上試験は落ちてもいいからどんなもんか感覚をつかむつもりで臨みました。
必要書類
必要書類の準備が、少し手間でした。まずは、どんな書類が必要だったか。
SSN
パスポート
I-94
住所証明となる書類2通
夫の車の車両保険(路上試験を夫の車で受けたため)
試験料金 $31(私の住んでいる州の場合。クレジットカード払いOK。)
なにが手間って、自分宛ての郵便物を準備しないといけないんですよね。私は駐在帯同の身で、夫が先に渡米し家やらなにやら契約をしてくれたので、私宛に請求書をはじめとした郵便物が届くことがまずなかったんですよ。
そこで私はSSNが郵送された際の郵便物と、USPSのアカウント登録した際の郵便物を提出することにしました。おまけで、USPSで国際切手をオンラインで購入した際に郵送された際の郵便物も試験当日持って行きました。
USPSのアカウントとは、自宅に届く郵便物を事前にメールで教えてくれるサービスのアカウントです。封筒の画像付きでメールが届くので、どこからの郵便物が近々届くかというのが分かり、意外と便利です。
必要書類は今後変更があったり、州や立場により異なる場合があるので、必ずご自身の対象を「Driver's license [スペース] [お住まいの州]」といったキーワードで検索してご確認ください。
筆記試験勉強
私の住む州では、筆記テストは35問出題のうち80%(25問)正解で合格となります。試験会場にあるパソコンでポチポチ回答すると、最後にその場で合否が分かります。試験内容は全て選択式で、道路標識問題と選択肢問題(文章の問いがあり、正しいのは4つのうちどれ?的なもの)です。試験当日は迷う問題はスキップして後から回答することができ、時間制限もありませんでしたので、焦らず筆記試験を受けられた気がします。
お住まいの州のDMWホームページまたは試験会場に教本と問題集があるかと思いますので、そちらをベースに学習されると間違いないと思います。
私は参考書を読み込むのが苦手で、問題を解きまくりながら理解を深める方がはかどるタイプなので、ひたすらネット上の予想問題を解きました。
道路標識は、こちらのサイトにお世話になりました。はじめはちんぷんかんぷんだったのですが、毎日Part1からPart5まで朝一番に解かないと何もしてはいけないという自分ルールを作り、コツコツ励んだおかげでマスターしました。
選択肢問題対策は、こちらのサイトにお世話になりました。イリノイ州用なので、他の州にお住まいの方は「アメリカ [スペース] 運転免許 [スペース] 筆記試験 [スペース] [お住まいの州]」といった具合で検索されると筆記試験対策のサイトが見つかるかなと思います。
ちなみに、当日の試験は問題も回答の選択肢もすべて英語なので、頑張って英語のまま問題を解く練習をしました。
実技試験対策
先に夫が免許を取得していたので、夫に試験監督になりきってもらい、夫が経験した実技試験のルートを教えてもらい、当日何を指示されたかを再現してもらい、毎週末運転練習兼実技試験対策を行いました。
私が気を付けたのはこちらのポイント。
道路標識を見逃さず、標識通りに運転する
一時停止標識の場所では完全に停止する
標識に書いてあるMaxスピードは絶対に超えない
試験監督に「Turn right」や「Change lane」と言われたら復唱する(ここまでやる必要ないと思いますが、私は英語が苦手なので聞き間違えてないよねという確認も込めて)
坂道で路肩に車両を止める際の、タイヤの向きを覚えておく(上り坂と下り坂で違いがある)
あとは当日路上出発前にウインカーとクラクションの確認があるので、ハンドル周りの操作は一通り頭に入れておきました。
ドキドキの試験当日
予約当日、夫の車に乗りDMWへ向かいました。「今日はどうやってここまで来たの?」と聞かれますが、試験会場に来る人は一応免許をまだ持っていない身なので、例え自分で運転してきても同乗者の名前を答えます。私は夫についてきてもらいましたが、夫は職場の方についてきてもらったそうです。
DMWの建物に入った後は、このような流れでした。
受付で必要書類提出
視力検査(身長、体重、髪色、目の色を聞かれた気がします。インチやポンドで答えられるよう準備しておいた方がスムーズです。日本人は髪色はBlack、目の色はBrownと答えれば良いみたいで、私は髪を明るく染めていましたが髪色はBlackと答えても問題ありませんでした。)
写真撮影(「ハイ、チーズ」と言ってくれません。位置に着いたらずっと決め顔しててください。私はボケっとしてて、喧嘩売ってるような顔が免許写真になりました・・・)
支払い
筆記試験
路上試験(筆記試験に合格し、当日にそのまま路上試験も受ける場合)
仮免許受領(路上試験に合格した場合)
私は1日でも早く試験勉強をすることに終止符を打ちたい思いから、試験対策に熱を込めていたこともあり筆記も路上も幸い一発合格でした。夫は3回目の路上試験で合格したみたいですが、どうやら試験監督との相性もあるみたいです。なので、もし路上試験に落ちてしまってもくじけないでください!
試験後、運転免許証は10日後に郵送で無事届きました。やったー!
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事が、いつかどなたかのお役に立てば幸いです。