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もうしばらく不妊症について体験談お付き合いください。これからボチボチ治療や施術内容が出てきます。今回は3)「走る」ことのススメです。

3)「走る」ことのススメ

1.冷たいからだ

不妊で悩まれている患者様を診ていると不思議と共通点が多い。服装・性格・幼少の運動量・体のタイプとしては冷え性であること。昔から「冷え」は大敵といわれたもので私も(不妊治療中の)患者さんにこう言います。

「南極のペンギンですら卵をお腹で温めるのに人間だけがへそ出して歩いているのよ。そりゃ卵が冷えるでしょ」当時「へそ出し」がファッションだった時は良くこの言葉を使いました。へそ出しだけでなくショートパンツにロングブーツとかノースリニットにコートとかなぜか皆さん「冷やす」服装が大好きです。靴下二枚履きに裏起毛のパンツの下には遠赤外線腹巻着用までは言いませんけが、体の中に「冷え」がたまっている人が多い。

夏も薄着で体に「冷え」を蓄えて冬に体は「凍土」になってしまう。その繰り返しの若い世代。凍土に植物の芽はでますか?「温活」という言葉もできて体を温めることが良いことは皆さんご承知ですがそれ以前に自分の体が冷え切っていることにお気づきでないです。「お風呂よりもシャワー派です。」それだけ冷え切ってるのよ。冷え切ってるから熱いお風呂に入ると、のぼせてしまう。人間は恒温動物です「恒温」温度を保てる動物なのですからしっかりと自分の体温保ちましょうよ。体の中から熱を作り暖かい血液を巡らせて子宮や卵巣を「凍土」から健康な土壌に作り上げましょう。そうすれば上質の卵が育ち、またふかふかの暖かい子宮が受精卵を受け止めて着床しやすくなるのです。

2.「走る」ことのススメ

赤ちゃんを望む女性はお若いのでしっかりと「走って」もらいましょう。私もジム通いのとき毎日30分ランニングマシンで走っていました。調子のいいときは60分時間がないときは30分速度を少しずつ早めて行って5分くらい思いっきり走ってまた徐々に速度を落としていく…結構「はまる」と楽しいもんですよ。できれば走るたびに景色が変わる映像付きならもっと楽しかったのになぁと思います。世界の素敵な街角を走っているつもりで走れたらやる気も出ますよね。

余談になりました。皆さん「24時間テレビ」の「24時間マラソン」ご存じだと思います。今は健康的でないのでリレーとかに変りましたが24時間マラソンランナーになって子供を授かった芸能人をご存じですか?

西村知美さん 大島美幸さん・・・ともに不妊治療を宣言しておりました。西村さんはお忙しく通院できないので自分で注射を打つなど不妊治療に頑張っておられました。彼女たちはこの24時間マラソン完走した後にそれぞれお子さんを授かっています。24時間マラソンに向けてどれだけ走ったでしょうか?走ることで体が変わったんです。走るだけでなく運動の効果だとも言えますが私は「走る」ことで体が変わったと思います

3.走る効果

走るということは「下半身を鍛える」ことになります。専門的にはいやいや上半身も使っているよですが運動経験の少ない人ならまず下半身が鍛えられます。不妊症の方は特に下半身は冷えているのです。太ももには冷え性の「氷山のしこり」まで付けている。硬くとんがったむっちむちの「固太りの太もも」がそうなのですが、どんなに心臓から温かい動脈血を末梢に送ったとしても指先でまず冷やされ、運動しませんからふくらはぎも冷たい。ゆっくりと冷やされながら静脈血は心臓を目指す。途中冷蔵庫状態の太ももを通過したらキンキンに冷えた血液がお腹を通るのだから、子宮も卵巣も冷え冷えですよね。

脚を動かし足に刺激を与え筋肉を温めることで暖かい血液が下半身からお腹へ戻るです。あたたかな血液がお腹を通るということは子宮も卵巣も暖かくなり機能が良くなって良い卵やふかふかのベッドが出来るのです。もちろん体力もつくので健康年齢が若返ります。

4.走ることの効果2実例

また、脚の内側には婦人科に効果がある三つの経脈が流れています「脾経・肝経・腎経」走った後は開脚のストレッチをしてさらに血液の流れを良くしてこれらの経脈の流れが良くなるようにします。婦人科に難のある患者様はこの部位をローリングしたときの痛さを口をそろえて表現します「ひりひりした痛み」と。

このような痛みの表現をされた患者様にはご本人の主訴でなくても私は骨盤や腰椎を点検します。すると必ず「ある」のです。痛みの原因が。そんな患者様にも体調に合わせて虚弱な方には歩くことから、若い人なら走ることをお勧めしています。

私の高プロラクチン血症も走り始めて半年後にはカルテから「高プロラクチン血症」のハンコが消されいました。だって高温期もしっかり14日続くようになっていましたもの。ちらりとカルテをのぞき見してハンコが押されていないと気付いたときとても嬉しかったです。

また毎日走ることによっていつもと違う異変を感じたら「走ってたら違和感があった!」と院長に報告ローリングしてもらうとたいてい骨盤や腰椎の歪みがありましたので自分の異変にも気づきやすくなりました。脚の内側の「ひりひりした痛み」が消えていき嬉しかったのですが前回の話へ戻ってしまう…

話を戻して走ることは心にもいい影響を与えてくれました。気分が良くなります。ストレスの発散が出来るのですね。だから夢中で走れたのかもしれません。あの時は走るのが大好きでした。喘息持ちなのに息苦しくないのだから調子の悪いときウォーキングに変えたりしますが顕微授精の話が出たときからずっと走って半年1回の顕微授精の挑戦で見事着床しました。

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ローリング あさこ/ローリング療法師 蜷川 麻子
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