少女・・・何十年ぶりかの初恋の感覚
半年くらい前からと思うが、会社から会社の最寄の駅までのバス停に気になる少女がいる。
高校生と思う。
毎日ではないが、週に2~3日見かける。
何時もひとりでバス停の前で1点を見つめてじっとしている。
表情は乏しい。
いままで3回ほど同じ学校の生徒と思われる女子学生と一緒にいたときがあった。
その内2回は、服装を整えてもらっているような感じでお世話されている感じ。
1回は最初はいつものバス停とは離れた場所に二人でいて友達が手を引いていつものバス停の方へ小走りで連れて行っているようだ。
どう気になるのかと言うと、なにかしてあげたい、笑って欲しい、楽しいと感じて欲しい。
その少女を見ているとそういう感情があふれてくる。
何十年も前、中学生の時の初恋の感覚に似ていると自分では思う。
でももちろん、恋愛感情では無い。
あと、数十年若かったらそういう感情もあったかも知れない。
でも、話をしてみたいとは思う。
昨今、知らないおじいさんが女子高生にいきなり声をかけるのは色々問題だし、警戒されるし、疑われる。
だから、たぶん、いつまでも見守るだけ。
ちょっとそのバス停の周辺の学校を調べてみたら、視覚支援学校があった。
杖は持っていないし、眼鏡もかけていないが、おそらくそこの生徒さんだと思う。
名前はもちろん分らない。
おとなしくて、無表情な感じなので、私は勝手に涼宮ハルヒの長門有希になぞってゆきちゃんと呼んでる。
毎日会社を出たら「今日はゆきちゃんいるかな?」って思うようになった。
いなかったら少し寂しいし、いたら、いたで、大丈夫かな?と思う。
どちらにしても、気になってしまう。
いつまで会えるだろうか?とも思う。
自分の職場が変わる可能性もあるし、コロナ対策の時差就業も終わるかも知れない。
学年は分らないが、4月になれば少女も卒業とか、学校が変ってしまうかもしれない。
会えなくなるのは近いかもしれないが、願うのは、少女の幸せ。
まだまだ若いので、この先男女、年齢問わず色々な人と出会うだろうと思う。
その人たちが全て素敵な人で、少女の幸せを願って、少女が幸せになるための手助けをしてあげて欲しい。
でも、会えなくなる前に一度でいいから少女の笑顔が見たい。
最後に、初恋の感覚を思い出させてくれた少女に感謝したい。