WBC特番。
連休最終日、WBC特番をやっていた。
WBCをきっかけに野球にどっぷりハマってしまった私は、WBC期間中から大会後まで連日特集されていたワイドショーなどもチェックし、ネットで凄まじい量の情報を取得したので、WBCにまつわる情報はほぼ網羅したと言っても過言ではないと思う。
でも今日のWBC特番もやっぱり観てしまい、しっかり楽しんでしまった。野球って面白いな。
WBCにハマり、野球を観るようになって強く思ったのは「野球選手の人生設計はんぱない」ってこと。
私なんてアラサーのくせに今更「自分の人生どうしたいか」とか「人生やり直そう」とか思い始めてる。
大学卒業して何となく就職して何となくここまで過ごしてしまった。そんな他人事な人生にようやく違和感を抱いて「自分で生きなきゃ」と気づき始めた段階だ。
しかし、野球選手は違う。高卒の段階でもうプロ野球選手の人生を始める人もいるわけで、きっと選手としてのピークは30くらいまでなのかな?
40まで選手を続けられたら凄いほう。だからそれまでのプロ野球人生をきちんと計画している。
つまり高校生くらいで将来に向けてしっかり準備をして、18〜22歳くらいまでの間にプロ野球選手としてのビジョンを描き、30くらいまでには野球選手として成功させているということだ。
だから20代前半でも何億円という契約を交わしている選手がわんさかいる。
え?凄すぎない?自分探し中アラサー女と違いすぎない?スペックの差がえぐすぎない?
そんな事を考えてしまうと、野球を応援しているだけで何だか辛くなる。
若いうちから計画を立て、それに向けて努力をして、きちんと成し遂げている20代前半の子と、その場しのぎで生きてきて、何となく周りの空気に流され、何となく周りの人言う通りに動いてきただけで、今更自分探しをし始めてる30代目前女…。
そんな女が、明確なビジョンを描いている選手の、たった1日、たった一試合、たった1つのエラーに対し「何してんの!」なんて野次を飛ばしてる。
冷静に考えたら滑稽すぎる。
「何してんの!」はどう考えても私の人生だ。
今回のWBCに出場した選手は、ほとんどが私より年下だ。
明確なビジョンを描いていた頃、一体私は何をしてたんだろう…。
彼らと比べるともう手遅れでしかないが、それでも何も起こさないよりはマシだ。
せめて、少しだけ自分の人生をきちんと生きることにしよう。
私は近所の野球少年よりもWBCに影響を受けたと胸を張って言えそうだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?