神父様が帰天されました【カトリック信者なんです 12】
私は幼児洗礼を授かったのですが、
その時に授けてくださったの神父様が帰天されました。
長い長い闘病期間があったと聴いていました。
なかなか、お見舞いに行けずに、とても後悔しています。
本日が告別式。
大阪カテドラル。カトリック玉造教会で執り行われます。
仕事で行けないので、心よりご冥福お祈りしたいと思います。
しかし、私はたまたま21日に弔問ができたので、お別れとお礼を神父様にすることができました。
神父様との思い出は、
小学生の3年くらいから6年生まで、ペトロ会という侍者をする少年たちの勉強会が毎週土曜日の夕方にあり通っていました。
その時の指導神父でした。
当時厳しく指導されたことを覚えています。
挨拶ができてない。
姿勢が悪い。
聖書の朗読の際に読めない漢字があると、
「なんで読めないんだ!」と叱られたり、
結構、怖かったんです。
日曜日のミサの予行練習もよくしていましたが、
聖体拝領前に鈴を鳴らす儀式があるのですが、
この鈴を鳴らすのが、私たち侍者の仕事でした。
その鳴らすタイミングが難しくて、しょっちゅう間違えていました。
ミサ中にギロっと睨まれるんですよ。
このシーンは映画「ニューシネマパラダイス」で似たような場面がありました。
“侍者あるある”なんかな?
そんな神父様でしたが、ペトロ会やミサが終わると、豪快に笑う。
誰とでも楽しんで話す。
とてもフランクな神父様でした。
いつも神父様の周りには人だかりだったと記憶しています。
その後、私は中学に上がり、陸上競技部の活動で忙しくなり、教会にさっぱり行かなくなってしましたが、10年間の私の競技生活を一生懸命に応援してくれていると様々な信者さんから聞いていて嬉しく思ったのを覚えています。
私の人生の中で、両親以外の大人で頭が上がらないというか、
その方の前では襟を正してしまう大人のひとりであります。
そういった意味で、私は幸せであると思います。
親以外で、指針を示してくれる人がいたということに。
私の恩師であり、人生の先輩であり、親代わりでもあり、尊敬できる方でした。
先日の弔問では、そのことについて話してきました。
「ありがとうございました」
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