オードリー若林正恭という人@気になる人物 1
芸能が好きでTVもまだまだ観る方です。
何を観ているかというと、出演者。
何言ってんだ。俺たちも出演者を観てんだ。
思われる方ごもっとも。
なぜ、この番組に出てるのか。
どういった経緯でこの番組に出るようになったのか。
が、気になるんです。
最近だと、オードリーの若林。
もちろん春日が目立っていて、じゃない方やただ春日をイジる、
といったイメージで世に認識されたのが最初じゃないかなと思っている。
イメージ変わったのが、アメトーークでしょう。
「じゃない方芸人」メインでない。目立ってない方。と言われる相方。
「人見知り芸人」人と話せない。コミュニケーション能力が低い。人付き合いが苦手。
2009年くらい、そこにスポットライトを当ててみて、番組として面白くなるかどうかを実験的にやったんだろう。
思惑はどうだったか知らないが、世間では「共感」がまさったのではないでしょうか。
加地プロデューサーの“目利き、ひらめき”のようなものを感じる。
そして、あの番組は私のような素人視聴者ではなく、業界のプロの人たちが見ているように思える。
新しいタレント発掘番組にも思える。
じゃない方、人見知りの代表格のような存在になったオードリー若林。
今の立ち位置に驚いているのは彼自身かもしれない。
でも、その立ち位置もしっかり認識しながら一歩一歩進んでいるように見える。
結果的にオードリー若林のキャラクターを確立させたのは、加地プロデューサーと、もうひとりは佐久間プロデューサーだと思う。
彼らの感性はどうなっているんだろう。
時代もとらえているだろうが、生み出し発信することで、喚起も促している。
かつての横澤P、港Pのような「ひょうきん族」「タモリ」「とんねるず」を作り上げた人たちと同じ匂いがする。
時代を作り上げる人ってこういう感じなんだろうね。
オードリー若林に戻るがTV番組に押し出され脚光を浴びているが、しっかりと地に足ついてる。
今、「おかえり、こっち側の集い」という番組が面白い。
キラキラして、明るい「あっち側」
乗り切れない、踏み出せない「こっち側」
もちろんオードリー若林はこっち側。
TV視聴者としてはもう、一番目立つとこで活躍してる超有名人。
なのだが、まだまだ「じゃない方」「人見知り」を発動している。
自分の立ち位置を見失わないことで、結果今の地位を確立している。
世間ではこのことに共感している人がとても多くいるように思える。
そして、今まで誰にも言えなかったことを「言ってもいい」「言える」世の中にもなった。
番組出演者はこぞって、今まで言えなかったことを吐露。
それは司会者が同じ、もしくはゲストである自分よりもネガティブと感じているから。
そしてそんな番組の司会者はオードリー若林と水卜ちゃん。
水卜ちゃんもこっち側だったんだね。これは意外でした。
それにしてもいい時代になったもんだ。
私の10代、20代の時はそんなこと言えないし言わない。
なぜなら、「皆と一緒」「おんなじ」じゃなきゃならない時代。
絶対にあっち側にいなきゃ、いかなきゃいけない空気。
違うことのダメさが、もうすでにアカンねん。
いい時代になったと言っても、弊害もある。
生来、こっち側の人は気付かれたくないってのもあるから、
ひっそりしていたいってのもあるんよね。
今はそこ、表舞台に投げ出された感もある。
カテゴライズすることで表面化して、ラベルを貼られた感もあるかも。
私が学生時代にそうだったら嫌かも。
なんせ、バブル世代。キラキラして当然だったから。
そうでないのは、もうそうでない。笑
そんな微妙な時代を渡ってきたのが加地Pであり、
そんな景色を見て来たのが私自身でもある。
そんな時代の変遷を感じながら。若林正恭の活躍をTVを通してだけだが、観るのはとてもとても面白い。
余談だが、星野源もそっち側だった、、。
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