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着物屋さんめぐりの週末日記2

「週末は着物屋さん巡りをしよう。着物といえば浅草だ!」ということで日曜日は浅草周辺を巡りました。

この週末の浅草はすごい人。どうやらお祭りだったようです。どうりで。

朝から何軒か着物屋さんや履物屋さんに行ってみるも買うまでにはいたらず。お店の人との会話がないと購買意欲半減なんですよねぇ。

事前に調べて行った東京蛍堂はもちろんはじめて。こんな素敵な場所があるのね。

レトロな財布を手にすると、軽い軽い。軽い財布欲しいんだけど、まあまあなお値段。今日は財布目当てではないので我慢。

一番上の階(あれは何階?)は男性用衣服の階。もちろん着物もあり、帯もあり。サイズも結構大きめのものが用意されている。

男性客はいなかったので、ほぼ独占状態。じっくりと拝見させてもらうことに。

どこかのお店で兵児帯があったら買おうと思っていたんですよね。家にいて角帯は苦しいから。兵児帯なら楽かなと思って。

でも、結局買ったのは冒頭の写真の帯。これなんていう帯なんだろう?幅は6センチ程度の細い帯。

「兵児帯でもいいんですけど、幅の狭い帯もおすすめですよ。幅広だから、お腹周りがきつくなっちゃうわけで」

そう教えてくれたのは先日訪れた着物屋さんの店員。で、東京蛍堂さんでその帯に出会ったわけ。今までの着物屋さんじゃ、こんな幅狭な帯は見かけなかったなぁ。

いい買い物をしたと思う。2000円也。

もう一軒、別の着物屋さんに行ったんだけど、そこは結構話しかけてくれた。

「この帯高かったでしょ。帯紐を編み込んで作ってると思うんですよ。これを作れる職人さんはなかなかいない。」

僕が締めていた帯を見ての店員さんの感想。そんないいものだったとはつゆ知らず。確かにいいお値段しました。大切に使おう。

店員さんはこうも教えてくれました。

「着物の価格も少しづつ上がっていましてね。10年くらい前の新潟地震。あれで織り機が壊れちゃって、そのまま廃業になったところも多くありました。コロナで廃業するところもありましてねぇ」

最近の原燃料高も影響しているらしい。新しい着物を手に入れようとすれば高くなるかもしれないけど、リユース品もあるし、うまく探せば、気楽に着物と向き合うこともできるはず。

着物とは気長にぼちぼち付き合うことにしましょう。そう思いました。

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