見出し画像

写真を撮るのが割と好きな話

昔、知り合いのカメラマンさんが何人かの仲間で写真展を行うというので渋谷のギャリーに観に行った事があった。アウトドア好きの人で、トレイルランニングしながら撮影したという彼らしい作品が並んでいて、人となりがわかる写真だと思った。他の方も被写体は動物だったり人物だったり風景だったり様々で、個人的に特にこれというのはなかったが、普通に自分の好きなものを撮ったんだろうな……という作品が並んでいた。その中で一人、渋谷の雑踏をモノクロで撮った人がいたのだが「誰が撮ってもそれなりになるであろう歩道橋の上から撮った雑踏を誰がやってもそれなりになるモノクロにした写真だけを何枚もわざわざ会場借りて個展ならまだしも合同展示に用意する」その意味だけは理解できなかった。一緒に行った同業者には「モノクロ雑踏で個展やっても誰も来ないから合同なんでしょ」とそんな酷い事言わないであげて的に言われ、知り合いのカメラマンさんは「そんなに友達じゃないんです……」とそんな事俺に言われても的な感じで苦笑いしていた。

そんな知り合いのカメラマンさんには、第一回目の企画ライブの時に撮影をしていただいた。自分も撮影したいしDIY精神で節約にもなるしな……そう思って単焦点の明るいレンズを用意し、2回目の企画は自分で撮った。構図も良いし色の調整も良い感じだが、アワアワしてしまってシャッタースピードやらF値やら忘れてしまいホールドも甘くて結構ブレブレだったので、来るべき3回目に向けて練習することにした。

2018年の年末に夢の島熱帯植物館に行った。熱帯といえども時期的にメインストリームの花は枯れかけていて、景気の良い写真は撮れなかった。それでも始めは花に寄って撮っていたが、写真コンクールみたいで飽きて来たので、何だコレ……というものやアングルで撮るようにしたような気がする。200枚位撮っていたのでどれを色調整しようかと確認していたら、構図に酔ったのか植物の生命力にあてられたのか具合が悪くなった。
そういえばその時に植物館の売店で株分けされたプリプリのハオルチアを300円で購入した。しばらく育てていたつもりだったが、2週間位でシオシオし始め、根元がモロモロになってきてしまった。過去にもサボテンや苔を1週間で枯れさせているので、植物とは余り相性が良くないのかもしれない。


いいなと思ったら応援しよう!