[ Human ] 左右のルール 深淵
はじめに
本件は2週に渡り述べてまいりました「左右のルール」の仕上げの記事となります。これまでに述べてまいりましたのは、主に肉体的、物理的な左右の配属についてでした。本件は精神的、心理的な左右の話を述べ、その後に「人間の並列化」に繋げてゆきます。タイトル画像からもお分かりの通り、この人間の並列化が深淵です。では順に参りましょ〜!
視点の固定化
・バランス
この深淵の記事を読んでいるということは、左右のルールをお読みになられて何かしら合点がいったからだと思います。逆に、合点がいかなかった人はこの記事をお読みになられていないことでしょう。そんな合点がいかなかった人は、主にガチガチの左脳主体の人です。では逆に右脳主体の人はというと、、、そもそも右脳主体の人はわたくしの話に興味が湧きません。また、仮に興味が湧いたとしても理解ができぬため続きません。要するに、わたくしのお話を理解する人は、右脳と左脳をバランスよく使用しているということ。
例えば、今のあなたは左右の脳を上手に使い、マジシャンのカードの図柄と左右の配属を一致させております。右脳でカードの図柄を抽象的に、左脳で永遠普遍の理を論理的に読み取り、それらを上手に組み合わせ理解しているということ。無意識に行なっておりますが、論理的な左脳と抽象的な右脳をバランスよく使用しているためできること。
・右脳・左脳
では、前述の合点がいかなかった人はどう考えるでしょう?極端に申し上げればこんな感じ。
右脳型
「そもそも理数系が苦手なため数と幾何学を理解できない」
「幾何学を見ても論理的・数学的に考えられず綺麗なものとしてしか認識できない」
「理解できないものを「神秘的」「スピリチュアル」と置き換えてしまい深く分析・探究できない」
左脳型
「マジシャンのカードのどこにも文字や記号で「右が東」と教科書のように説明がなされていないため認識できない。」
「魔術と科学を同一と考えられぬため、魔術的なタロットカードと科学的な太陽の運行を結びつけられない」
「物事を「0・1」でしか考えられず、抽象的に理解することができない」
古き象徴画には、右脳型の人に理解できるように「この幾何学の角度はいくつです」とは明記されておりませんし、また左脳型の人が理解できるように、何がどう抽象的に使用されているなどと事細かに表示されているわけではございません。なぜか世の人々の大半は、世の中に秘密などなく、すべて公明正大に公開され説明されていると考え、またそれが全てだとも考えます。そのため、公明正大で親切丁寧な常識的説明がないものは、文字通り「無いもの」と認識してしまいます。
はっきり言ってしまえば、支配層が作り出した常識以外は無いものと、自動的に考えるよう視点が固定化されているということです。
・視点の固定化
魔術師にとって上記は全部イコールで繋がる話ですが、常識的には全て分け隔てられ、繋がりが断ち切られています。わかりやすい例えで言うと文系理系の隔たり。すると、古き象徴的なものが理解できなくなります。抽象的に見て繋がりを重ねるという行為ができないからです。右脳・左脳のどちらか一方の見方が全てだと思い込んでいるから。例えば、どちらか一方に思考が偏っていると、以下のヘブライ語と人体の繋がりは理解できません。
ですから神殿と人間のつながりも理解できません。
よって以下のように抽象的に理解することができません。
横一列に並べれば同じことを示しているのは明白ですが、理解できないのです。
全ては視点が固定化されているから。では我々人間は、生来”左脳優位”に成長する生き物なのでしょうか?子供の左右で考えてみましょう。
子供の左右
・鏡文字
文字を書き始めた子供に見られる「鏡文字」。鏡に写したかのように文字を反転させて書いてしまう、子供特有の行為です。この行為の中に、我々大人が固定化されてしまった視点を自由にするための鍵が眠っております。では紐解いてゆきましょう。
・原因
幼少期の子供が鏡文字を書いてしまう原因はいくつかありますが、注目すべき原因は「脳の発達」に関すること。
鏡文字の原因と言われている一つが脳の発達によるもの。幼少期は、イメージで処理する右脳が発達しているのに対し、言語や論理的な情報を処理する左脳は未発達なため、文字情報を右脳で認識します。そのため、文字を図形と認識しているため、左右が曖昧になり鏡文字を書いてしまうということ。子供の頃は前後と天地は認識できても左右は曖昧です。小学校低学年の黒板には左右が書いてあるくらいですから。この鏡文字は概ね6歳前後までの子供に見られる行為で、就学と共に無くなってゆきます。良くも悪くもです。
そして、我々の国では20前後で学習の習慣(半ば強制的な勉強)は終了しますから、大人になり己を律し一人で勉強をしたことがない限り、6歳から20前後までずっと乗ってきたベルトコンベアーの延長でしかものを見れません。
それが”常識”というものです。わたくしのnoteの読者様なら耳にタコができるほど読んでいると思いますが何度でも言わせてください。それでもまだ足りぬほど、常識という魔法は根深いのですから。
・鏡文字から学ぶこと
教育を施されることで常識を学習してゆきます。我々が施される教育は自由七科を細分化したものですから、左右に間違いがないように、それぞれに概ね間違いはありません。ただ、それが全てだと考えることは間違いです。
元々は右脳優位で、文字と図形の認識が曖昧ですが、成長と教育により左脳優位になり、目に映るものを明確に定義します。左右をバランスよく保てれば良いのですが、現代の教育システムはそうはなっておらず、左脳優位生産ラインのみが稼働している状態。もちろん、論理的に物事を考えることは重要です。しかし、それだけではダメなのです。象徴の成り立ちを思い出してください。
まずは洞窟の壁画の右脳に訴えかける象徴が始まりでした。子供と同じで、初めは右脳優位です。
我々は本来、文字を鏡文字で書いてしまうくらい、抽象的に物事が見られるほど右脳を使用できることを忘れないでください。GSR(Galvanic Skin Response)テストでは古代の象徴が右脳を通し現代の我々の心にも影響を及ぼすことが示されています。つまり、我々に眠る古き記憶は、いまだに使用可能であることを伝えています。
要は使い方次第なのです。
持って生まれた能力を、生かすも殺すもあなた次第。
わたくしにできることは伝えること。
伝えられてどうするかはあなた次第。
真理を理解するためには、固定されてしまった自分自身の視点を自分自身で変化させなければなりません。左右の配属の成り立ちを知り、正しい配属を理解したように。
ダヴィンチが自身の手稿を鏡文字で残した意味の一つは、そんなメッセージが込められているからではないでしょうか?
常識には自分でしっかり別れを告げなければ、いつまで経ってもストーキングしてくるダメ男のように、延々と付き纏われてしまいます。ひっぱたいて膝蹴り入れて、はっきりと告げてあげましょう。
「私は一人で歩いて行けるから必要ないわ」ってね。
魔女の本気
・邪悪な進化を遂げる教育
諸悪の根源が教育であることは周知の事実。「これはこうである!」と、考える必要がないほど様々な定義を徹底的に植え付けられます。いわゆる暗記教育。結果、考える力が失われました。考えなくても答えが用意されておりますから考える必要がなくなってしまったのです。ちなみに、人間から考える力を奪う最古のものは『Decode of the Matrix』でお伝えした「例の本」ですよ。
人間の使用していない器官は、時と共にどんどん錆びついてゆきます。考えることをやめ、答えを与えられることに慣れてしまうと、与えられた答えが全てだと思い込み、答えを与えている者の思い通りに動かされてしまいます。
今述べたことは、今現在の大人たちがやられてきた教育の話。これからお話しする魔女の本気は、これからの人間が施される教育のお話です。つまりあなたの子供や孫の世代の話。もう始まっている、邪悪な進化を遂げる教育のお話し。
何が邪悪かって?
完璧に並列化するからよ。
人間を。
人間の並列化
結論を先に申し上げますと、邪悪な進化を遂げる教育とは、強烈に人間の並列化を進める教育ということです。これまでの教育も、ある意味で人間の並列化を追求したものですが、ラインをドロップアウトした、わたくしのような人間もイレギュラーで生み出します。また、そんなイレギュラーな人間の文章を読んでイレギュラーを起こす、あなたのような人間も生み出します。
なぜなら、まだ己で考える力が残っているためです。
これからお話しする人間の並列化は、その考える力まで奪ってしまう邪悪な進化を遂げたもの。ゆえに記事にしております。
・邪悪な進化とは?
では、わたくしの言う邪悪な進化とはなんでしょう?めっちゃ簡単です。邪悪な進化とは、ただひたすら便利にすることです。まぁこれまでもずっとそうでしたが、技術の進歩と共にその便利さは飛躍的に向上しており、人々から考える力をごっそり奪いつつあります。
・縮図で考える
そうは言われましても中々に実感しづらいことと思います。そんな時は縮図で考えましょう。上の如く下も然り。小さなコミュニティで起きたことは、大きなコミュニティでも似たようなことが起きます。国会議員が大企業と癒着して裏金もらう構図は、国の縮図である市町村単位においても変わらぬのと同じこと。あなたの住む土地でも議員と土建屋の癒着は公然の秘密でしょ?規模がでかいか小さいかの差でしかなく、大体同じような動きになります。特に欲に溺れた人間はアホですから、余計に同じような行動になります。
では、ひと足先に「技術革新により並列化が起きたコミュニティ」を見てみましょう。
・並列化が起きた世界
ここから先は
もしよかったらサポートをご検討してくださいまし。 わたくしのお伝えするお話は大衆娯楽誌のように広まるようなものではなく、ビジネスとしては成り立ちません。故にnoteを通してのサポートは大変助かります。 わたくしのお話があなた様の心の琴線に触れましたならサポートをお願い致します。