[ Symbolizm ] Decode of the Matrix ・Code Crimson Red
振り返り
映画Matrixの象徴を拾い集め現実に重ねると、「建築家」と「メロヴィンジアン率いるエグザイル」との対立構造は、そのまま現実世界の構造に重なることを述べてまいりました。「建築家」で象徴される古い秩序をキープしたい人々と、「エグザイル」で象徴される新しい秩序にリセットしたい人々との対立構造。
ただ、多くの人が頭を抱えるのが現実世界に当てはめた時「どっちがどっちか?」です。例えば、Code Redの最後でお話ししたように、古き権威は建築家側ですが、現代その権威を受け継ぐのはエグザイル側です。建築家側の権威をエグザイル側が受け継いでいるとか良く分かりませんでしょ?書いてるわたくしも良くわからなくなります。例えるならこんな感じ。
見えそうで見えない全体像。事実、わたくしもずっと↑こんな感じでした。多分そうだろうけど本当にそうなのだろうか?と。輪郭は見えるが実態はぼやけている歴史。まるで終わりなき濃霧の森を歩くかのよう。ですがMatrixのおかげで今ははっきりと見えます。本件はそんなクリムゾンレッドなお話。ちなみに⇩こうなった記事はこの記事よ〜。
Code Red 3
・対立構造・深淵
まずは現実世界の構造をややっこしくしている原因を、パソコンのシステムと人間を重ねご説明申し上げます。
考え方としては「人間」というパソコンをどう動かすか?です。パソコンを動かすには根幹となるOS(オペレーションシステム)をいれ、アプリ経由で指示を出し、パソコンに任意の動作をさせます。これを人間に置き換えますと、OS(宗教の概念)を入れ、アプリ(思想)経由で指示を出し、任意の行動を起こさせる、となります。
大元のOS(宗教概念)とアプリ(一神教キリスト思想)の時代が長すぎたため、反カトリックはOSの入れ替えをせず、アプリ(異端思想)を乱発し徐々に行動を変化させ世界をアップデートしてきました。よく考えて下さい。反カトリックの思想である「薔薇十字(ラザロ)」も「フリーメイソン運動(ヒラム&ソロモン)」も、どちらもキリスト教を踏襲しておりますでしょ?「キリスト教プロテスタント思想」なんて、言ってしまえばヴァージョン違いのアプリです。そうやって少しづつ少しづつ、近い思想のアプリから入れ替えて、赤い世界から青い世界への変容をなし遂げてきました。
要するに、我々の住む現実世界の対立構造とは、前述の根幹アプリの奪い合い。建築家由来とメロヴィンジアン由来が繰り広げる、人間を動作させるアプリの主導権の奪い合いです。
ただ、現実世界ではどの王族も手をあげて「メロヴィンジアンに支援受けました」なんて言いませんし、そんな資料は当然のごとく残っておりません。また長きにわたり激しくあっちこっちで婚姻関係が結ばれていることから「どっちがどっち」か分かりません。これが多くの人の混乱の元です。しかしながら前述の構造を知った上で、魔女の視点を用いて歴史を見てみれば、どっちがどっち?の実在が見えてきます。では、わたくしが最も触れたくなかった部分の”歴史”について始めましょ〜!
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