
[ Symbol ] 象徴の解読
本件は、これまでに綴ってまいりました智慧の総集編となる特別な記事です。現代の象徴の理解にも繋がる大切なお話ですが、基礎的な事が理解できていないとさっぱり分かりませんので、まずは『智慧の初め』『数と幾何学』の2種類のマガジンと動画『3本の柱』の理解をお勧めします。特に3.6.9の意味が頭に入っていませんと「?」の連発になりますのでご注意を。また、下線部分は全て補足のリンクになってりますのでご利用下さい。
はじめに
動画『All in one』は本件を理解する上でとても大切な概念です。現代はあまりに情報が氾濫し、また、意図的に曲げられたものばかり。そのため「全ては一つのものを違った形で表しているだけ」という事が理解できません。今一度思い出して下さいまし。
太陽は太陽、光は光。今も昔も、西も東も、上も下も変わりなく。
最も古い体系

しかしながら「源」を探すのは難儀します。現代の象徴から遡り「源」の探究を試みても、氾濫した誤情報のため辿り着けません。だったら直接「最も古い体系」を学ぶのが手っ取り早いとは思いません?では「最も古い体系」とは何かをマンリー先生に聞いてみましょう。
紀元後の始めの数世紀、カバラ体系はごく単純なものであった。それが次第に精緻な神学体系へと発展し、果てはその教義が全く理解できないほど難解なものになってしまった。
カバラ体系の中には非常に入り組んだ形で、錬金術、ヘルメス学、薔薇十字団、フリーメイソン運動などの教義が織り込まれている。カバラ体系とヘルメス学という言葉は、今日では殆ど同義語として受け取られ、古代の深遠な秘教哲学の全てを覆っている。
カバラですね。わたくしの知識の源泉です。また、わたくしが錬金術、ヘルメス学、薔薇十字団、フリーメイソンや、その他各種宗教団体の象徴を多少なりとも理解できるのは、最も古き体系がカバラであり、前述のマンリー先生の言葉にもあるように、カバラに折り込まれ形を変え派生したものが読めるのは当然のこと。そして現代、カバラに悪のレッテルが貼られているのも当然のこと。ですからわたくしが伝えるのも至極当然のこと。あちらは智慧を伝えるものを魔と定義しますから。智慧は人が人として生きるために必要不可欠なものなのよ。そして、
必要なものは 必要なとき 必要な人へ。
ではDecodeを始めましょう!!
根源のDecode

いきなり核心ですが、根源とは結局のところセフィロトの樹なのですよ。古き魔術師はこの世の理を「0から9までの10個の数」にまとめ、それを図にしたものがセフィロトです。時代が下ると共に多くの意味や象徴・寓話が組み込まれ、めっちゃ難解な象徴画(左)になってしまいましたが、本当に読み取るべき大切なこと(右)はそう多くありません。これまでにnoteでお伝えした智慧を思い出しながら読み進めて下さいまし。象徴の理解は全てここから始まります。

同じ数でも意味は違いますからしっかり分けて考えて下さいね。
セフィロトの樹の「1.2.3」はロディンフラクタルの「3.6.9」で表される根本原理です。「最も古き者・1」と「最も古き父母・2.3」は、ロディンフラクタルの「最も古き者・9」と「最も古き父母・3.6」と同義です。
「最も古き者 / 1」は「我は決して眠らず」であり、現代では「見開いた一つ目」で象徴されます。また「原始の三位一体 / 1.2.3」は「三角形」で象徴されます。

セフィロトの「本」を通る3から4の間には天使が線を引いています。この線は「霊的」と「物質的」の境目を示します。霊的とは目に見えぬ物理法則で、物質的とは霊的な作用を元に形をなすもの。霊的なことは「智慧」であることから密儀に類され、その象徴は光となります。故に「1.2.3と智慧(本)」を象徴するときは「我は決して眠らず」と「後光」で示します。(上図)

セフィロトの物質的な「4.5.6.7.8.9」は、ロディンフラクタルの物質を表す「1.2.4.8.7.5」と同義です。そして、前述の霊的な3つの数と、物質的な6つの数の計9つの数で、一番下の「1・物体・個」が形をなします。ロディンフラクタルでは計9つの数が作る円で一つの個が形をなします。
セフィロトの9の部分でまたまた天使が線を引いています。ここから「全・10・1」となりスケールが変わることを意味します。人間なら「細胞という個」が集まり「人という全」を形成します。太陽系なら「惑星という個」が集まり「太陽系という全」を形成します。
「個は全、全は個」
個が集まり一つの全となり、その全もまた新たな全を生む個の一部。この世の理「繰り返し」。マンリー先生は以下の図のように連なるセフィロトを用いて繰り返しを述べています。

わたくしは現代的に、以下のように繰り返しを表現しました。我々の住む世界は、この無限とも思える連鎖の結果の一つです。

この1から10までがセフィロトの樹の根源的なDecodeです。簡潔に述べれば「物質が形をなす過程」と言ったところ。換言すれば「生命原理」であり、それゆえ「生命の樹」なのです。そしてこれは「理」ですから、どのスケールにおいても当てはまります。次はセフィロトに太陽系の惑星を組み込んだものです。
太陽系

本の部分には"姿隠しの冥王星"が入ります。ただね、「セフィロトと惑星」で検索すると上図と同じものが引っかかりますが、これが象徴の元となっていることはまずありません。「天・海・冥」の位置もまちまちですし。だからこそこの解釈は世に出回っており簡単にゲットできます。実際に現代でも使われている象徴の元は魔術師が色々と隠しちゃった変則的なセフィロトの方↓です。

「霊的 / 1.2.3」と「地上 / 1」の計4つを隠し太陽系の7つの惑星だけを残したもの。更に、隠した「霊的な1.2.3」の写しを「土星(破壊)、太陽(維持)、月(再生)」に仮託し象徴しました。そのセフィラに割り当てられた数にも注目して下さい。あらゆるものは他のあらゆるものと繋がっています。
最も古き者 = 土星 = 3
最も古き父 = 太陽 = 6
最も古き母 = 月 = 9
わたくしのセフィロトですと縦に並んでいるからイメージしづらいので以下のメイソンの象徴画でイメージし直して下さいまし。隠しちゃった1.2.3の位置に3.6.9を移動したもの。

「太陽・6」が「最も古き父・3」の場所に、「月・9」が「最も古き母・2」の場所に、そして「土星・3」と同義の「我決して眠らず」が「最も古き者・1」の場所に収まってますでしょ?1.2.3の原理を土星・月・太陽に仮託したのです。
セフィロトの順を示す赤い線は、その流れを逆に考えることでヤコブの梯子と重なります。メイソンの方では「光」に向かって梯子が伸び、セフィロトでは逆に考えることで「光・霊的」に向かう下から上への流れと解釈できます。また、セフィロトのジグザグは蛇に例えられます。蛇=時間ですから、光を得るには時間がかかることを伝えています。『階段』を思い出して下さい。

カドゥケウスも同じこと。形がもろに3本の柱でしょ?更に言えば、ヘルメスはカドゥケウスを印として「冥界・地上世界・天界」の三つの世界を往復すると言います。これはセフィロトの3つの階層を示します。わたくしのセフィロトに当て嵌めますと、天使によって区切られた三つの階層になります。

ヒンドゥー教のクンダリーニ。これよく人間の”背骨を蛇”に例え「覚醒」とか「霊的パワー」とかと一緒に語られますが、その真意もまたセフィロトを示します。
・人間の背骨の数は32で頭蓋骨(知恵の神殿)に達します。背骨と頭蓋骨を合わせ33。
・セフィロトの樹は「10のセフィラ」と「22の経」の「32」に「ダート」の「1」を加えた計33です。
ではその他の32・33も見てみましょう。
・聖書の創世記1章には合計32回Godという単語が登場します。現実の「本」を加えて計33。
・旧約聖書のノアが言った「カナンは呪われよ」のカナンは北緯33°の地。
・仏教の観音菩薩には33の姿があります。
・フリーメイソン・スコティッシュライトの位階制度は32階位で、その上に名誉階位の33階位が置かれています。
・王立協会のニュートンが考案した温度ニュートン度では、水は32度まで液体で33度から気体になります。
大切な事はこのように目の前で隠し伝えます。見方を知らねば見えぬ言語、それが象徴。

これはクロウリーの象徴です。セフィロトと見比べれば適切な位置で表現していることが読み取れます。男性性の土星、女性性の月、その両者の子の太陽。そして更にクロウリーは自身を666と呼びました。キリスト教の概念にやられておりますと「悪魔の子」となりますが、上図と下図を合わせてお考えください。

この場合の666は太陽を示しますから、クロウリーは自身を「太陽神:預言者:救世主」だと表したのです。こうやって古き秘密をバラしちゃうから「最も邪悪な男」って言われますのよ。わたくしがこれに気付いちゃったのはクロウリーの本のせいですから。とっても悪い人ですね〜、あちら側にとっては。

現代の象徴
本件の危ないお話はここから。心苦しくも有料にしたのはこのためです。読み進めて貰えばわかるけど、はっきりと誰でもわかるようにしちゃったの。古き賢者の智慧がおかしな形で広まるのは本意ではないので、お金を出してでも学びたいという熱意があり、賢者の掟を理解している人にだけ届くことを願ってます。

ここから先は
¥ 300
もしよかったらサポートをご検討してくださいまし。 わたくしのお伝えするお話は大衆娯楽誌のように広まるようなものではなく、ビジネスとしては成り立ちません。故にnoteを通してのサポートは大変助かります。 わたくしのお話があなた様の心の琴線に触れましたならサポートをお願い致します。