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「月に意思があったなら」
はじめに
本件のテーマ「月に意思があったなら」から読み取れることは、俯瞰視点の大切さです。わたくしがいつも言う「魔女視点」ってやつです。この世はあなたが思っているような世界ではありません。学校で教わる常識はアレですし、その反対の陰謀論もアレです。つまりはこんな感じ。
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昨今は左右のお皿の振り分けが粗野で露骨で強引なものですから、引っかかっている人をよく見かけます。何かにつけて対立軸を作り出し、被支配層を争わせようと躍起です。
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「自分は気づいている」と言う人でさえ、ピラミッドの中の仕組みを探りながら、ミイラ取りがミイラになってる場合がほとんど。真実を探すはずが、ピラミッドの中のマトリックスに囚われてしまいます。わたくしの視点ではこんな感じ↓
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ガラスケースの中のアリの巣。外から俯瞰で見ればすぐに気づきそうなものですけど、中に入ってしまうとその世界しか見えなくなってしまいます。
えっ?自分はそんな事ないですって?
そこで登場するのが「月に意思があったなら」です。
月の意識
月に関してこんなお話があります。もし月に意識があったなら。
もし、地球を巡る永遠の軌道を完遂する作用において、月に自己意識があったとしたら、月は決然とした決意に従って自分の意志でその軌道上を運行しているのだと、すっかり信じ込んでいたことであろう。
同様に、高度な洞察力と完全な知性とを備え、人間とその所業とを観察している存在が居たとしたら、人間が自分自身の自由意志に従って行動しているという幻想に対して微笑を禁じえないことであろう。
暁那由他
公転周期や太陽系の仕組みを知っている我々人間からしたら、月は地球の力にキャッチされ、自身の公転軌道を周回しているに過ぎませんが、もし、月に意識があったなら”自分の意思で選び公転軌道を周回している”と思いこんでいることでしょう。同様に、我々人間より高度な存在があったとするなら、人間が自由意志で選択しているという思い込みを笑うでしょうってお話です。
では考えて下さい。あなたが自由意志で選択しているという物事は、月が決まった公転周期を歩きながら「これは自分の意思で歩いているのだ」と思い込んでいるようなことではありませんか?
自然法則
もう少し砕いてみましょう。月が地球の周りを回っているのは自然法則です。同様に人もまた自然(宇宙)の調和を保ために自然法則に則って生きています。最も根本的な自然法則は「父母子」の三位一体。父と母から子が産まれ、その子もまたいずれ父となり母となり子を産みます。これは人間に限らず動物でも植物でも同じです。また、スケールを上げて太陽系に視点を写しても、昼の太陽・夜の月の絶妙な狭間で地球という生命の星が成り立っています。
この三位一体を誰に教わることなく無意識で繰り返せるよう人に設定されているものが快楽を伴う欲求です。
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生殖行動に限っていうなら「性欲」です。人は誰もが”つがい”を求めるように出来ています。自由意志ではありません。マズローの欲求でいうところの、最下層の生理的欲求にあたります。「生命を維持する」という生物にとって最も根本的な部分。
しかしながら世の中を見渡せば「生命を維持する」ために生殖行為をするのではなく、娯楽でセックスしますよね?目的がズレているのがお分かりですか?目的はズレておりますが、人間を突き動かす欲求は同じです。その欲求は本来、「生命を維持する・子孫を作る」目的であり、目的を達成するための強い欲求です。その目的がズラされておりますので「延々と求めて」しまいます。LGBTが良い例です。同性では生殖行為はできず生命も作れませんし、自然法則では同性を求めるようには出来ていません。少し話がそれますが綴りましょう。
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同性愛を美化し、称揚するテレビの「トークショウ・ワイドショウ」が華々しく登場する。
男と女の中を切り裂く。男と女を戦わせ、女を男に対してけしかける。女を思いっきり傲慢にさせ、男はそんな女を叩く。
かくしてアメリカの男女関係と夫婦、家族の関係はズタズタに寸断され、回復できない傷を負う。
そして、男は男を求め、女は女を求め流よう誘導される。それこそ、新しい、希望に満ちた生活様式であると、巨額の金で操作されたマスコミによって喧伝される。
LGBT問題の本質は、社会がLGBTを受け入れるか受け入れないかが問題ではなく、なぜ永遠普遍の自然法則を破るような事が起きているか?です。LGBTに対して「受け入れる社会を作ろう」という「対処療法」ではなく、なぜLGBTが生まれてしまうのか?の「根本治療」が必要だということ。そして今回は深く綴りませんが、この問題を解く鍵は「他の動物とは違い人間は後天的に物事を覚える性質」を持つということ。人間は脳を大きく発達させた生き物ですので、他の動物のように子宮の中である程度まで成長をさせてしまうと産道に頭が引っ掛かかり産めません。ある意味「未熟児」のまま産まれ、「後から親を見て覚える」という生き物なのです。故に物事を後天的に覚えます。もう一つ。皆さんはどこで「男らしさ」「女らしさ」を刷り込まれますか?学校はもちろんですがもっと前からですよ。
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では本題に戻ります。マズローの欲求の続きです。
もう一つ例をあげましょう。下から2段目の安全の欲求には「家」というものがあります。自分が安全に暮らせる欲求です。本来は安全に暮らせればそれで満たされる欲求。ではまた同じように世の中を見てみましょう。
「同居は嫌だ」「新築が良い」「友人より大きい家が良い」「高額な家が良い」「大都心に近ければ近いほど価値がある」などなど。それらの欲求を満たす対価に、数十年の首輪(ローン)をつけられます。物の価値は「使用価値」であり「付加価値」ではありませんよ。
あなたの住む現実は、一事が万事こんな感じです。人が生存するために設定された法則の目的がずらされ、それに気付かぬゆえ、延々と無駄なことまで求めてしまいます。そして、これらはほんの一例で、もう一度言いますが一事が万事これなのです。
プログラム
人が周りに合わせようとするのも生存本能です。群れで生きることを選択した生き物ですから。故に人は「周りの人が行っている行動や考え方」を常識と定義し、群れからはぐれぬよう周りに合わせます。これが本来の姿ですが、現代、行動や考え方の規範となるものは周りの人間ではなく「テレビ・メディア」です。いわゆる「劇場」の中の物語。劇場の中の物語を現実と混同し「常識なのだ」と定義し「テレビの中の作られた常識」に合わせます。きつい言い方をすれば、洗脳部屋で行動規範をプログラミングされたロボットと同じ。現代風に言ったならシミュレーションの中で生かされていると同義。
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その結果、世の人々は「忙しく、ただひたすらに忙しく」欲求を満たすことに夢中となり、本来考えるべきことを考えられません。月が公転周期を自分の意思で回っていると思い込んでいるように、人間もまた全て自分の意思で行動を選択していると思い込んでおりますから。以下は『沈黙の兵器』からの引用です。
「陽動作戦の要約」
メディア:成人大衆の関心を真の社会問題からそらせ、少しも重要でない事に縛り付け続けよ
労働:大衆を、考える時間もないほど、忙しく忙しく、ひたすら忙しくさせ続けよ
人類は機械であり、摑んで回すことのできるレバーであって、社会をオートメーション化することと、靴工場をオートメーション化することとの間には、ほんのわずかしか違いがない
まとめ
自由でないのに自由であると考えている人間ほど、奴隷になっている
--ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ--
あなたは本当に自由ですか?
あなたのいう自由は本当に自由ですか?
あなたの思考は本当に自由ですか?
あなたは自分の意思で行動を決定していますか?
自分の行動を決定する意思の根幹が刷り込みではないと言い切れますか?
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わたくしと同じようにアリの巣をガラスケースの外側から見ていますか?
最後にもう一度問います。あなたは本当に自由ですか?
本件はこれまでといたします。あなた様の心にわたくしの月の意思が届きましたなら引き続きお付き合いをお願いいたします。
本:『As above So below』
アパレル&小物:Cavalier Camp
動画:Channel 113
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