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ダ・ヴィンチコードを乗り越えて [あとがき]
あとがき
繰り返し
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自らの尾を噛む蛇のように物語の終わりと始まりをつなげる事で、今回の作品にも無限の魔法をかけました。わたくしがいつも何らかの形で己の作品に無限の魔法をかける理由、それはひとえに「繰り返し歩くことで見える景色が変わること」を体感・実感してもらうため。人は己で経験しない限り心から信じることができぬゆえに。
古代の哲学者は「自然」についての基本的な知識とその法則を知らなければ、どんな人間も賢く生きることはできないと信じていた。 人間は心から従うことができる前にまず理解していなければならない。
「密儀」の使命は神の法則が地上的世界でどのように働いているかを教えることだった。太古の祭儀において擬人化した神々を崇拝する事は実際には少なかった。ただその象徴体系のために現に崇拝していたと信じる人もいる。古代の祭りは宗教的というよりむしろ道徳的、神学的というよりむしろ哲学的だった。
玉ねぎ
わたくしの記憶の古い部分にとても変わった言葉が残っています。その言葉とは、”密儀の学びは玉ねぎの皮剥き”という言葉。これは、初級入門者から中級へ、中級から上級へ、さらに上へと何度上っても、まるで玉ねぎの皮を剥いているかのように秘密が秘密を呼ぶ、という密儀参入者の感想です。確かにその通りで、一枚一枚剥いている最中は「また皮だ。まだ皮だ。」と感じます。しかし、ある程度の学びを積み上げてから一旦引いて客観的に見てみれば、玉ねぎは皮を剥いた分だけ小さくなっていることに気が付きます。つまりあなたにとって最初の頃より秘密の全体像は小さくなっているということ。少しづつ繰り返し学ぶ事の大切さがよく現れた言葉です。
玉ねぎの薄皮を一枚二枚剥いたところで玉ねぎの芯は見えませんから。
わたくしはカレーに使うほど玉ねぎの皮を剥きまくりましたので、皆さまに簡単な剥き方をお伝えしている次第です。しかし最終的には、自分で皮剥きしませんと玉ねぎの芯は見えませんからね。
御礼
わたくしのnote史上最長の玉ねぎの皮剥きとなった本シリーズを最後までお付き合いいただいた読者の皆さまに心より感謝申し上げます。また、ずっとサポートしてくださる方々へ、重ねて御礼申し上げます。
わたくしの智慧の源泉となる古き高価な書物は、全てnoteのサポート機能を通じて送って頂いた”読者さまのお心遣い”から捻出させて頂きました。今回の記事を綴るにあたり購入した本は3冊で数万円。貧しい魔女では皆様のサポートがなければ綴り切ることは不可能でした。真の本は魔女にとって生命力そのもの。助け合い・支え合いの精神を持つ同志たちへ、わたくしに生命力を吹き込んでくれたカバリエたちへ、この場を借りて重ね重ね深く御礼申し上げます。
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今回の最後の晩餐のDecodeを通し、あなた様の心にわたくしの玉ねぎ剣士の心が届きましたなら、今後ともお付き合いの程をよろしくお願い致します。
レンヌ・ル・シャトーの謎
二つの聖杯
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本シリーズの"元"は、タイトル「ダヴィンチコードを乗り越えて」からもお分かりの通り、小説「ダヴィンチコード」です。その"元"となった本は、原題「The Holy Blood and the Holy Grail」、日本では「レンヌ・ル・シャトーの謎」と題された古い本。
少し話は飛びますが、第四章の最後に引用したフランスの古い教会にあった「13人目の弟子が描かれた最後の晩餐」。この写真を提供してくれたのはフランス在住のAi 愛と真実の翻訳メディアさんです。お礼のメールを送り、ついでに互いの歴史観を擦り合わせたなら、奇しくも我々は「レンヌ・ル・シャトーの謎」の続きを別々の視点で綴っていたのだと気づきました。
別々の言語で書かれた同じ本の続きを別々の視点で綴る。なんとも奇妙に聞こえるかもしれませんが………
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「レンヌ・ル・シャトーの謎」で描かれている「聖杯」の意味は二つあります。一つは密儀的な意味の聖杯。これについては「聖杯とカバラ」という項で言及されていますが、ぼんやりと数ページだけ書かれている程度。もう一つは、ある人の末裔についての話。
一つ目の聖杯
もうお分かりですね。「聖杯とカバラ」についてはっきり綴ったものが、わたくしの「ダヴィンチコードを乗り越えて」。あらゆる宗教の裏にある密儀はカバラゆえ、カバラの知識を用いることで真理が見えることは本シリーズであなたが体験した通り。なぜか?
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紀元後の始めの数世紀、カバラ体系はごく単純なものであった。それが次第に精緻な神学体系へと発展し、果てはその教義が全く理解できないほど難解なものになってしまった。
カバラ体系の中には非常に入り組んだ形で、錬金術、ヘルメス学、薔薇十字団、フリーメイソン運動などの教義が織り込まれている。カバラ体系とヘルメス学という言葉は、今日では殆ど同義語として受け取られ、古代の深遠な秘教哲学の全てを覆っている。
見方によっては、正統派教会が長きに渡りヴェールを被せていたカバラを、時代ごとに結社を創設し開放していた人々がいたということ。
○○家の子孫たちは、アリウス主義やカタリ派、テンプル騎士団、フリーメイソンというあらゆる異端の背後で活動していた。-中略- この問題となる家系のしたことといえば、何世紀にもわたってローマ教会に対する反抗を隠密裏に扇動したことのみである。
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ですから密儀は一緒なのですよ。出所が一緒なのですから。
錬金術書で用いられるカバラと呼ばれる言語体系も、古代の知識や中世の騎士、あるいはカバラという騎手の全重量を背負っており秘教的な真理を支えている。 それは「カバリエ」(カバラを用いる人) 即ち「カヴァリエ」(騎手)や「シュヴァリエ」(騎士)の”秘密の言語なのである”。
あちらは生粋のカヴァリエたちですから、カヴァリエの知識や概念を知ることはとても大切です。知らねば見えぬ何事も。知るだけ見える未来なり。
二つ目の聖杯
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そしてもう一つの、わたくしがあまり触れたくない方の聖杯の話はAiさんの新シリーズ『Holy Mother Holy Grail / 聖杯の歴史と秘密』で明らかに。「レンヌルシャトーの謎」の続きは『Over The Davinci Code』だけでは終わりません。師匠はどこからきたのか?……… 嫁はどこへ行ったのか?………
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もう実感しておられると思いますが、2024年からは情報発信を続けられるかどうかの分水嶺になるわ。学べるものは学べるうちに。
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なぜなら、我々には「金」も「コネ」も「後ろ盾」もありません。少なき手持ちの武器といえば「知識」と「心」くらいなもの。強烈な情報統制が始まったなら、我々が太刀打ちなどできるはずもなく、ただただ消え去るのみ。あの映画のカイザーソゼのように。
魔女の心遣い
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今回のDecodeで用いたパスの全てを書き込んだものをはじめ、いくつかの画像を、あなたのインスピレーションの補完になれば幸いと思い資料として残します。『ダヴィンチコードを乗り越えて』を読了したなら、絵を見るだけで様々なストーリーが浮かんでくることと思います。その視点が象徴を見る視点であり、本シリーズを通してあなたが獲得した経験です。その能力は暗記によってのみ機能することを体感し忘れないで下さい。
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パス一つ一つの、多くのストーリーが思い浮かびませんか?
魔法使いの基本は暗記よ〜🧙♀️
— 霜月 やよい@「数」と「幾何学」と「象徴」 (@As_above_So_me) December 21, 2021
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わたくしのパスは思いつきや適当じゃないのよ〜
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雷霆
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雷霆のような光に照らされるべきは誰であったか忘れないでください。同時に、進むべき道も忘れないでください。その道は辛くて当たり前。ゆえに平坦な道ではなく、梯子や階段で象徴されるのですから。
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まずは辛き道の一歩を踏み出すところから。
”神様ごっこ”や”エンタメ陰謀論”に嫌気がさして、真の神性に触れたくなったら「Cavalier Camp」へいらっしゃい。
— 霜月 やよい@「数」と「幾何学」と「象徴」 (@As_above_So_me) January 26, 2024
ここには権力が”魔”と定義した智慧が転がっているわ。
あなたの持つ智慧の剣は、あなた自身でしか磨けません。誰も磨いてはくれません。
気付いたのなら、次は一人で踏み出す勇気を。 pic.twitter.com/moXG7KvjeT
時間
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時間というものは無限ですが、我々にとっては有限ですので大切に使用してゆきましょう。足踏みしている”いとま”はありません。
常に時間を大切に。
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求めよ、さらば与えられん。
尋ねよ、さらば見出さん。
叩けよ、さらば開かれん
911 = Ⅸ Ⅺ = I◯I
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知れば知るだけ扉は開かれますが
誰かが開いてくれるわけではありません。
知らねば見えぬ何事も
知らぬは見えぬと同義なり
欺瞞に満ちた世界では
自然が唯一の光なり
我らを照らす光なり
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「Over The Da Vinci Code」
--ダ・ヴィンチコードを乗り越えて--
完
新刊:『Divine Ratio Re:Decode』
本:『As above So below』
アパレル&小物:Cavalier Camp
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