過食と拒食と戦争と
煮込みハンバーグを食べた
美味しかった
幸せだった
でも太ったと思った
食べ物に執着している
拒食が治ったと思ったら過食欲になってしまって
手当り次第に食べ物を口に入れている
止まらなくなる
夫とふたりで食べると約束していたお菓子も
約束は覚えているのにひとりでまるっと食べてしまう
泣きながら食べてしまう
拒食と過食の辛さは比較できない
過食はお金がかかるし周囲の人から変な目で見られる
スーパーやコンビニで食べ物でかごをいっぱいにして半泣きのアラサー女は目立つのだろう
拒食だったときは過食の辛さが分からなかったけど
今は毎日増え続けているであろう体重を見たくなくて体重計を見ないふりしている
拒食の時は狂ったように1日何回も乗ってたのにな
夢の中では殴られる
自分の叫び声で目が覚める
起きたら汗をかいている
どきどきが止まらなくて泣きそうになる
どうしたらいいのかは分からない
戦争が始まった
海の向こうの出来事が毎日毎日報道されている
私なんかに何もできないのは分かっているけれど辛い、私が代わりたい、何もできない、辛いと泣いたら
主治医から「対岸の火事のようなものだと思わないと○○さんが壊れてしまう」と言われた
ものすごく無機質な言葉なのかもしれないけれど真理なのだろうと思った
主治医によると、マザーテレサは「何か自分にもできることありますか」と声をかけてきた人に「あなたの身の回りの人を幸せにしてあげて」と言ったらしい
病院から帰ったら猫がすり寄ってきた
幸せにしたいと思って撫でたらひっかかれた
夫がテレビを見ながら寝てしまった
大事に大事に毛布をかけた
一人の人間として
いかなる理由があっても戦争には反対です
ちっぽけな私には国益とか支配関係とか何にも分からないけれど
幸せでいたいよ 世界のみんなに幸せになってほしい
胸が痛くなるような出来事はなければないほうがいいじゃない
たとえこれが甘えた考えだとしても
幸せでいたいよ
これを読んでくれたあなたにも幸せでいてほしい