見出し画像

純粋な”好き”という気持ち

小学生の時、初めて好きになったアーティストがSPEEDだった。
年齢もそんなに変わらない”ちょっと上の憧れの先輩”。
歌もダンスも上手くて、可愛くて、大人っぽくて、エネルギッシュで。
好きというピュアな気持ちはどんどん増していった。

時を経て、数年前からメンバーのひとり、hiroちゃんのコンサートに行くようになった。
当時とはまた違った楽曲や歌声に、魅了されていた。

先日足を運んだ”dancing hiro?”という名のコンサートでは、これまであまり歌ってこなかったSPEEDの楽曲を歌うと伝えてくれた。
メンバーと一緒に歌ってきた楽曲を歌うことや
当時の楽曲に頼るような気持ちになることに
複雑な感情を抱いていたことも語ってくれた。

そして迎えた後半戦。
デビュー曲が流れた瞬間、会場が壊れるかのように湧き
足元から頭までジュワッと一瞬で鳥肌が立つような感覚があった。
歓声と共に大きくあけた口元を手で押さえながら、同時に涙が溢れていた。
両隣の人も、見える限りの人たちも、
みんなが泣きながら感動していたのが伝わってきた。

それだけでは終わらず、次の曲も、その次の曲も。
イントロドン!ばりの瞬発力で湧き上がる会場で
計8曲を全力で歌い踊り上げてくれた。
まるでベストヒットメドレーと名付けたくなるほどの名曲の数々だった。

夢も希望も、愛も恋もよくわからなかった時から成長し、
ポジティブもネガティブもいろんな感情を味わってきたことを思い出す。
身体を揺らしながら、一緒に口ずさみながら、
今もこうして聴ける音楽があることに感謝が溢れた。心がときめいていた。

自分の好きなこと、自分を満たせることを知っている大切さ。
そして意識的に、定期的にそれに触れさせてあげる大切さを改めて感じたので
産後のドタバタした毎日に備忘録として残したい。

いいなと思ったら応援しよう!