本日の映画「The September Issue」
こんにちは、いまちゃんです。
本日も、観た映画のアウトプット共にファッションについて語っていきたいと思います。
邦題で
「ファッションが教えてくれること」
というタイトルであるが、何だかしっくりこないというか、邦題は慣れていないので、正直原題のままでいい笑笑
この映画は「プラダを着た悪魔」という映画に登場する凄腕編集者のモデルになった人物である「アナ・ウィンター」という人のドキュメンタリー映画である。
アナ・ウィンターは、アメリカ発祥のファッション雑誌であるVOGUEという雑誌の編集長をしている人物であり、
仕事モードになると非常に厳しくなるというのが、プラダを着た悪魔でも再現されていた。
でも、さすがにプラダを着た悪魔の編集長ほど冷たく、そして部下に対してあたりが強い人物ではないんだけど笑笑
アナ・ウィンターの仕事ぶりを見ていると、何でもかんでも自分の主観でいいとか悪いとか判断していないことが分かる。
ファッションが良いかどうかって、主観的に見てオシャレであったりオシャレでなかったり決めると思うんだけど、
「この衣装は素敵」とか「私好みだわ」みたいな感じで絶対に判断しないことが分かる。
多くの人は、1枚の写真をみて素敵かそうでないか決めると思うんだけど、
アナ・ウィンターは違った。
主観はもちろん重要なことなんだけど、
主観と共に客観的に見るということにも優れている。
じゃあ具体的に何をどう客観的に見るのかというと、
写真を組み合わせたとき、出来上がったときの全体像がどのような感じなのかというストーリー(コンテクスト)を常に意識しながら雑誌の編集に取り掛かっていることわかる。
写真や服など、個として良いものでも一冊の本にすると、どうしても浮いてしまったり、一つだけ別の世界観を持っているとなれば、美しくない。
野球の練習中に一人だけサッカーをしているくらい浮いている。
そうではなく、全体的に統一感を出し、世界観を壊さないというのが重要。
今回映画でメインになっていたのは9月号だから、9月号は9月号で世界観を崩さないようにどんな写真を選ぶか、どこで写真を撮るかをこだわりぬいている。
僕たちは普段から世界観を出しながら生きていると思う。
それも無意識に。
ヒップホップが好きならそれに影響されたファッションを無意識に選んでいたり、スポーツが好きならジャージなどのスウェットを着たり、ロックに影響された人なんかはロックを意識したファッションなど。
しかもその世界観には統一性があり、
ほとんどの人はジャージとスーツを組み合わせたり、カジュアルな服装にヒップホップ要素なんか入れる人はほんとにまれだと思う。
もしかしたら、中に入るのかもしれない。
でも、普段からそういった世界観をまといながらオレ達は生きているわで、何となく統一感を出しながらくらいしている。
アナ・ウィンターはさらに抽象度の高い領域で世界観を作っていて、そのベクトルが雑誌に向いている。
ファッションって服を組み合わせることでいろんな世界観を生み出すことができ、自分をアピールできるからこそ深いなと思ったし、服を買いまくりたいと思った。笑笑
完全に消費の奴隷になっているんだけど、好きな物ならいいやんって思っときます♪