謎のゲイ文化「ノンケブランド」
どうしても理解できないゲイ文化の一つに「ノンケブランド」というものがあります
(今勝手に名付けたので実際そういう言葉があるのかはわからない)
ちょうどJKブランドみたいな感じで、ノンケの男性を一段高級とするようなセリフや場面を、ゲイマンガで何度か見かけたことがあり
差別は憎んでいるはずなのに、なぜあえて異性愛者を自分たちの上位に置くのかという、そのへんの感覚がよくわからないのです。
ノンケの男性における、いわゆる処女厨とか素人好きと似たようなものなのでしょうか?
詳しい人がいたら教えてほしいです。
こういう文化はBLにはないです。
腐女子にとっては、最初からゲイだったキャラも途中から男同士になったキャラも、みんな等しく尊いのだと思います。
最終的にはすべての属性を取り払った「おまえはおまえだから好き」というのが女にとっての正義であり
そもそも「女」という属性さえも取り払った上で愛されてしまう夢の世界がBLというものである、と私は考えています。
人間性が愛されているわけではなく女という属性ゆえに重宝されているだけ、という事態はあたかも
「金持ちだからという理由だけでモテてしまう金持ちの男」のようなさびしさなのではないかと思う。
「金持ちなら誰でもいい」「医者なら誰でもいい」みたいな女性がいたらたとえ実際に金持ちでも引くんじゃないかと思いますが
「若い女なら誰もいい」なんて概念はやっぱり嫌われるので、作られた夢の世界からは極力排除せねばなりません。
で、少女マンガは「おまえでなくちゃダメだ」ということをしつこいほど強調し
さらに、女という属性さえも取り払い人間性だけを剥き出しにしようとするのがBLだと考えています。
ちょうど、「ターミネーターの骨格だけになったやつ」みたいなものなんです。
それゆえに女ではないうえに男ですらないような、無性のような中性のようなキャラクターが誕生したりするのかもしれません。
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