映画「アリータ・バトルエンジェル」上と下の世界
ロボットやサイボーグが当たり前にいる、遠い未来の世界。
サイボーグのクリニックを営むドクター・イド
たぶん修理用のパーツを探すためにゴミの山を漁っていると
半壊した古いサイボーグを発見。しかし脳がまだ生きている!
その脳を連れ帰って、亡き娘のために作ったサイボーグボディとくっつけて
アリータと名付けて育てることに。
アリータは、実は300年前の、火星との大戦争の時に作られた超強力な戦闘用サイボーグ。
全身機械だけど「コアは私のもの」と言っている。このコアとは脳のことなのかな?
脳は普通の10代の少女のもので、超パワーを持つ心臓がついている。
そのほかのパーツは後付け。
めっちゃ強いです。相手が自分よりデカい怪物級のサイボーグでもなんでも
どんどん突撃していって、けっきょく勝っちゃう。とても痛快!!
顔もサイボーグだからなのか、眼球がすごく大きくて
可愛いような不気味なような?
ヒューゴが普通に女の子として扱ってて、すごいとか思った。
未来人だからあの程度は見慣れてるのかもしれませんが。
人間用の食べ物を食べてるけど、消化・排泄などはどうなっているのでしょう。
よく「カラダが目当て」なんていいますが
スラムではシャレにならない意味をはらんでいます。
サイボーグボディの維持、お金かかるんです。高いです。
パーツもお金になります。狙われるし盗まれるし殺されます。
「彼女の心臓を売ればザレムに行ける・・・!」
この世界には、地上の街とは別に
ザレムという空中都市があり、そこに支配階級が暮らしているようです。
(このへん「エリジウム」という映画思い出した)
ヒューゴも、イドの元妻のチレンも、必死でザレムに行きたがっている。
ただ本作の中ではザレムの内部を見ることができず
「なんか変な物体が浮かんでいる」「ゴミを地上に投棄してる」程度しかわからないので、いまいち共感しにくいです。
「ザレムのキラキラハッピーセレブ生活♪」みたいなTV番組でもやっているのか?
ただ、地上でモーターボールを仕切って儲けているベクターが、ヒューゴに言った言葉は
「俺はザレムなんて行かない。あそこへ行ったら俺たちは最下層だ。ここは地獄かもしれないが、でもここでなら王様暮らしができる」
うーん、これ。永遠の問いですね!
中国にも「鶏頭となるも竜尾となるなかれ」なんてことわざがあります。
小さい会社の社長になるか!?
大企業の末端の社員になるか!?
知らない人や大手サークルがたくさんいる巨大ジャンルで同人活動をするか!?
マイナージャンルに踏み込んで「とりあえずこの界隈では1,2を争う絵描き」となるのか!?
地獄で王様になる!?
天空のセレブ都市で最下層になる!?
(ただ、少なくともザレムは治安がよくて安定しているのかもしれない。スラムの王は贅沢できても危険だし、すぐ覆される可能性が大)
でも・・・でも、それでもやっぱり、私だったら
スラムの女王になりたいです°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
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