映画「ハロウィン」生き残った者の行方
「40年前のハロウィンの夜に、平和な街で起きた衝撃の連続殺人事件!!」
という内容の、伝説の映画があるらしく、その続編だった。
前作があるの知らなくて、観ていません
予習もしないでなんとなく行ったのですが
これだけ観ても大丈夫だった。
もっとアホらしいというか、ギャグっぽい感じかと思ったのですが
もしかして本気でビビらせに来てる!?
緊迫したシーンの連続で、けっこう怖いです(((o(*゚▽゚*)o)))
ストーリーは、
まずネットのニュースチャンネルを運営している男女二人が
精神病院刑務所に監禁されているマイケル・マイヤーズに取材にやってきます。
ネット配信のニュース動画は、私も前から興味あって
資金があまりなくてもチャンネル開設できるし、
運営費はどうやってやりくりするのか 広告主もいるにはいるのだと思いますが、
最大のメリットはCMのスポンサーに気を遣う必要がなく、自由に発信できることじゃないかな。
だからTV局ではできない企画や、マイナーなネタをあえて拾ったりもできるんだと思う
いいよね、楽しそう。
殺人鬼マイケルは6歳で姉を惨殺
その後ハロウィンの夜の有名な連続殺人事件を起こした凶悪犯。
しかし逮捕後から黙秘を続け、40年間誰にも返事をしなかったというつわもので、
取材の人たちが粘っても、やっぱり一言もしゃべりません。
その後事情があって別の施設に移送されることになったんだけど、途中で護送車が事故
(これは途中でマイケルが暴れたか何かしたからなのか?そのへんよくわからなかった)
逃走したマイケルですが、静かに潜伏なんかしちゃいられません
40年のブランクを取り戻すんだ!といわんばかりに
はりきって周辺の住人を襲ってきます。
マイケルはもともと、動機がわからない
意志の疎通も不可能な人物で、標的は老若男女関係ない通り魔系殺人鬼です。
警官も何人かやってますが、銃を奪ったりはしません
どうしても素手か包丁が好きみたい。
なんだろ、犠牲者の体温を直接感じてみたいのかな?
会話しない(できない?)彼にとって、それがきっと人と触れ合う唯一の手段なんだよね。
殺人=会話だから、相手の性別とかはあまり関係ない
「話しかけてきたから返事したよ?」「たまに自分からも話しかけるよ?」くらいのノリで殺してきます。
マスクも、ハロウィンなんだから次々と交換しながら移動すればいいのに
あれじゃないとダメみたい
適当に見えて、意外と謎のこだわりを感じさせます。
そして・・・そんな彼には天敵がいました!
40年前の事件で、ターゲットになりながらも一人だけ生き延びた女性ローリー。
あーホラー映画によくいるね、そういう女の子。
最後ボロボロになって生きてるやつや。
彼女もすでにいい年ですが
かつてマイケルに襲われた経験からサラ・コナー化。
娘にも殺人鬼と闘うよう英才教育をしていたところ、強迫神経症とされて親権を失い
娘のカレンは12才から施設で育って平凡な主婦に・・・
娘の娘(孫)のアリソンは高校生で、ハロウィンパーティで遊んでいる
しかしそんなところへマイケルが登場したものだから
いろいろ親子の確執はあるものの
最後は女三世代 協力し合ってマイケルと闘います♪
40年前に友達(と、たぶん彼氏)を殺され
ひとり生き残ったローリーのその後の人生が、悲しくも興味深いですね。
ずっと「あいつは必ずまた来る。今度会ったら絶対に殺す」と思って生きてきたんだけど
日本的な「仲間の仇討ち」みたいな感覚ともちょっと違ってて、
過去は過去として割り切ってもいるような、どこかドライな雰囲気。
そんで強い。眼鏡とウェーブした金髪が特徴。
おばはん、カッコイイです( ゚Д゚)
でもずっとマイケルを倒すことを目標に生きてきて
いざマイケルがいなくなったら、
生きがいを失って燃え尽き症候群になったりしないのでしょうか??
あ、そうだ
この事件でまた一躍有名になるだろうから
いっそのことみんなで都会に引っ越して、カレンと二人で
「女性のための護身術道場」とか始めたらどうでしょう!?
もちろん、本も出版しますよね
「マイケル・マイヤーズと私」みたいな。
講演会もします
ただ尖り過ぎてるから もう少しマイルドに、
前向きなことや哲学的なことも言えるようになったら完璧じゃないかな
雑誌の取材と、テレビ出演の依頼もきそう。
・・・と考えると、本人のやる気次第では
なんか映画の地味で暗い感じとは違った、
映画「ハロウィン」意外と華やかな未来がある気がするな・・・(・∀・)
おもしろかった♪
イラストbyありしゅ
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