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フジロック予習その14 ~Yumi Zouma~
日本にも三度来日し、インディ界隈ではもう知らない人もいない位に、日本での人気も確立し始めたYumi Zouma。
前作、そして3月にリリースされた新作を聞いて、自身の率直な感想として、現代におけるドリームポップの最高潮と言っても過言ではないくらい、かと。大袈裟な言い回しかもしれないが、それだけの逸材だと認識しております。
そう、Yumi Zoumaは「ドリームポップとは?」という問いに見事にド直球のストライクを返してきている。
ドリームポップの定義も様々だし、形態もそれぞれなので断定してしまうのもどうかと思うが、個人的には自分のイメージするドリームポップバンドを体現している。
ボーカルのか細い透明感のある歌声、リバーヴのかかったギターの音色、そのギターに呼応しながらも一つ浮遊感を表すシンセのカラフルな音色、そして淡々としたドラム・ビート。
なんとなく、この辺りのワードを並べただけでも、ドリームポップっぽい雰囲気出てきますね。まさに、彼女達はその雰囲気出てます。
どこまども続いてゆくノスタルジック。そこに身を委ねて、このままベッドに横になりそう。
3月にリリースされたニューアルバム「Truth or Consequences」はちょっとテンポも上がり、小気味いい感じです。
小春日和な良い天気にかけだしたくなる気持ちになる良いアルバムです。
コクトーツインズやスロウダイブから言われ初めたドリームポップも長い歴史も、最近は色々と細分化されていきドリームポップという意味の色味が消えてきていると思われていた中で、
彼女達の登場は改めてドリームポップの良さを再認識したような気がします。