パチモノではなく、まじプロを目指す
令和元年皐月10日 毎日ARUYO通信第265回
パチモノではなく、まじプロを目指す
~~~~
一昨日は、認識のギャップ、
昨日は、情報のギャップ
について書きましたが、今日も続けたいと思います。
どちらの投稿も、その領域に詳しい人と詳しくない人の間に大きくギャップがあって、そこにチャンスが生まれる可能性が高いのではないか?
自分の専門が全く知られていない世界に、自分を持ち込むことが出来れば貢献が大きくなります。そういった場所を見つけたいですね。
そんなことを書きました。
一般的には、人は自分の専門以外は、ド素人なので、何も分かりません。だから、専門外の話を聞くと、
「すごそう!やばい、すっげえ!」
みたいに感動しがちです。素人なんだから当たり前です。
が、しかし、そこで聞いた話を、その領域の専門家にした途端に、
「えっ、全然すごくないんだけど。てか、当たり前」
とか
「パチもんじゃね!?これ、騙されてるよ」
とか、言われてしまうと超悲しい気持ちになります。
でも、可能性はゼロではないんです。
できることならこんな状況は避けたいですよね。
どうせだったら、
専門家に話しても、やっぱり同じように
「こりゃ凄いわ!ビビる!会わせてくれ!」
と言われたい。
そんな専門家に対しても、something wonderを与えられる人こそが、プロフェッショナルではないか。
そんなことを思ったのです。
その領域に近い人から見ても遠い人から見ても、同じように感動させることが出来る。それがプロフェッショナルなのではないかと。
専門家同士の場合って、見てる世界が全然違うと思うんです。
例えば、サッカーをやっている人とサッカーの試合を一緒に見ると、
分かりやすいゴールシーンではなくて、
「あのトラップが凄いわー」
「えっ、あそこ見えてん??あそこにパスは出せないよ。すげー!」
と言った感じで、素人が気づきもしないところを見ていることがありますよね。
野球でも同じですよね?
例えば、
「あのカウントであそこにあの球は投げれないっしょ。」
とかってやつです。素人は一切共感できないやつです。
映画でもそうです。
映画好きな人と一緒に映画を見に行くと、
「あのシーンのカメラワークが凄かった。あそこの編集がスゴイ」
とか、言われても、思い出すことが不可能なところを見ていたりしますよね。
そう、プロフェッショナルは、小さな差分に意識がいくんです。
素人では気づかないような細かいところに。
なぜなら、そのプロ同士の世界では、その小さな差がとんでもなく大きな差を生んでいるから。
その微差の中に、激烈な競い合いが起こっているのがプロフェッショナルの世界なんですよね。
だから、結果としては、プロフェッショナルはマニアでもある。
プロフェッショナルだから、マニアになるのか?
マニアだからプロフェッショナルになるのか?
ちょっと順番は人それぞれだとは思うのですが、
好きだから、マニアになって、マニアになった結果、プロフェッショナルにもなってしまっていた、そんな人生を楽しそうですね。
もしかしたら、好きを起点に動き出していった方が、プロフェッショナルの道も近いのかもしれません。
「こいつ、まじプロなんです!」
って、友人が誰かを紹介してくれたんですけども、
その人から見たらただのパチモノだった。
そんなことが万が一あったら、その友人も自分も悲しい気持ちになってしまいます。
プロから見ても、まじプロであれるように日々積み重ねていきたいと思います。
****
ド素人だけでなく、専門家に対しても感動を与えることが出来る人。それがプロフェッショナルである。
プロフェッショナルは、素人が気づかないような細かいところに意識が行く。それが見えるものだ。
なぜなら、その僅かな違いが、プロフェッショナルの世界では激烈な差を生むからだ。
プロから見ても、まじプロ!決して、パチモノなんて思われないように日々を積み重ねるのです。