負けを織り込めるようになってこそ一流
令和元年皐月21日 毎日ARUYO通信第276回
負けを織り込めるようになってこそ一流
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昨日、一昨日と、言語爆発期の子どものように、新しいことにどんどんチャレンジしていくって良いよね!
その姿はかっこいいってパラダイムがあると思うし、その中で生きていきたい。
その時に、衆人環視の妙を使うと良いのではないか!?そんなことを書きました。
ただ、新しいことにどんどんチャレンジしていくことは、確かに良いことだと思うのですが、何でもかんでも闇雲にやればいいってもんじゃないですよね?
どうせチャレンジするんだったら、成果をあげたい。
大勝ちするかどうかは分からないけれども、負けない戦をしたいところです。
先日、少し書きましたが、賭博黙示録カイジを読み、その前に金と銀を読んでから、あろうことか、ちょっとギャンブルへの意識が高まってしまっています笑
「危ない、危ない」と思い、若干軌道修正して、投資周りの本を読んでいます。
天才数学者ラスベガスとウォール街を制す
や
マーケットの魔術師(投資周りでは伝説の名著と呼ばれているようです)
を読みました。
それらによれば、凄腕のトレーダーでも、そもそも
自分に優位性がある状況(エッジ)でしか勝負をしないし、
その優位性のある状況っていうのは優位性のある、確固たる方法を自分が確立しているのか?
これがNOであるならば、勝負をしない方が良いようなのです。
しかも、仮に上記の条件を満たしている時でさえ、必ず勝てるわけではない。でも、勝負は確率論だから、試行回数を増やしていけば、勝つことがトータルでできるだろうと言うのです。
逆に言えば、負けることもあるし、負けることは織り込み済み。一流であればあるほど、負けることを織り込んでいるようなのです。
仮に先に負けが続いたとしても、その状況を耐え、最終的に勝ちに持ち込めるんだそうです。
それが出来るのは、やっぱり最後は自分が必ず勝てる、という確固たる方法を持っているから。勝つと分かっているから損失を出しても構わない
と思えるそうなのです。
実際、利益の80%は、自分が狙ったもののうち、僅か20%から生まれているとも言われるそうなのですから。かなり負けるようです。
であるならば、やっぱり優位性のある、確固たる方法論をどうやって身につけるのか?
ここがポイントになりますよね。当たり前なのですが。
自らの手で、そんな方法論を確立することができればいいですけれども、どう考えても簡単ではないし、出来るかもしれないけれど、それには膨大な時間がかかるはず。
自分がこれだっていう、師匠と出会って、その教えてに従って方法論を身につけて行った方が圧倒的にショートカットができるように思うし、その精度も高いと思うのです。
3年勤め学ばんよりは3年師を選ぶべし
巨人の肩の上に立つ
とも言われるように、
投資の世界を垣間見ても、改めて師匠って大事だなと思うのです。
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新しいチャレンジをすることは尊いことだと思うが、闇雲に何でもかんでもやればよいってものではない。
どうせやるのであれば、成果の上がる、負けないものにチャレンジをしたい。
その時に大切なことは、
優位性のある確固たる方法を確立し、優位性のある状況でのみ勝負をすることだ。
その方法を確立できたとしても、勝ち続けることは出来ず、むしろ負けてしまうもの。
投資の世界では、一流の人は、負けをそもそも織り込んでいるようだ。
でも、最後に勝てるのは、確固たる方法が本当に確固たるものだから。
そんな方法は自らの手で編み出すことは難しく、出来れば教えを乞いたいところ。であるならば、いかに自分に合った師匠と出会うことが出来るのか?
これが何よりも大切なのだ。