「解釈力」持っていますか?
引き続き、【世に棲む日々】を読んでいます。
こんな話がありました。
吉田松陰が友人との約束を優先して、
長州藩からの渡航許可を出ないまま、江戸留学中に東北に視察に行ってしまう。俗にいう【脱藩】をしてしまった。
当たり前ですが、それが藩命違反だということで、処分を受ける。しかし、
それが、家族や友人の予想を大きく裏切る、【追放処分=浪人】になってしまいました。
今の時代で言えば、戸籍を失うということでしょうか。
いくら自分がやったこととはいえ、身元がなくなる。
普通に考えたら、悲しみに打ちひしがれたり、あるいは自害するような人もいてもおかしくないかもしれません。
しかし、彼は違いました。
正確に言うと、彼の師匠は違いました。この前のブログでも書いた、玉木文之進です。あの鬼先生です。
彼が吉田松陰に言った言葉は、
「人間、若い頃には藩の束縛から脱して、天地に羽を広げ、足をのばすことが必要だ。ところがだれもがそう思いつつ、それが出来ない。お前は天の寵を受けているのか?その自由を得た」
だったそうです。
つまり、
良かったじゃん!誰もがしたくても経験できないことを出来るんじゃん!ラッキーだと思えばいいんだよ!
ってことですよね。
いやー、すごいですよね!
何がすごいって、この【解釈力】です。
スゴイ師匠ですね。
不運なことや悲しいことに直面したらネガティブに捉えてしまって、
前に進めないことってあるじゃないですか?普通。
でも、そんな不運なことを、
【言葉】によってめちゃくちゃポジティブに捉え直しています。
ちょっと考えてみてください。
同じ事象に直面した時に、このようなプラスの解釈力を持てるかどうか?
ということは、生きていく上でめちゃくちゃ重要なんではないかって思うんですよね。
当たり前ですが、もう起こってしまったことは取り返しがつかない。
だったら、
いかにプラスに解釈にするか?自分に勇気を与えてくれるように解釈できるのかどうか?
これって人生を大きく変える可能性があるのではないでしょうか。
例えば、ある人は、超ネガティブにその事象を捉えて、
「自分はダメだ。自分は不幸だ。」
と自分に言い聞かせてしまう。ことあるごとに、
「だって自分は〇〇だから…」
とネガティブに解釈する。
一方、別の人は、
「こんなことはあったけどさ、こんな経験しているのは自分だけしかいないんじゃないか!どこかでこの経験が活きてくるはず!てか、活かそう!」
と自分に言い聞かせる。
数年後。というか、6か月。いや、もしかしたら3か月あたりから、両者の人生は大きく右と左に分かれてしまうのではないでしょうか?
そんな風に思えませんか。少なくとも僕はそう思うんです。
週末の土曜日に友人のイベントに行った時に、高校受験で落ちた
【学芸大附属高校】の目の前のバス停で降りました。
今では、「僕の成蹊高校人生は最高でした!」って言えますが、落ちた当時はやっぱりつらかった。
そんなこともあって、吉田松陰のこの一文を読んだ時に、
良くも悪くもするのも、自分次第。
もう起こってしまったことは、徹底的にプラスに解釈をすればいいじゃない。解釈するのはタダなんだから。
それで生きるエネルギーが湧くなら儲けもん。人生がプラスに変わるはず。
って思ったんですよね。
【解釈力】で人生をプラスに導いていきましょう。
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中田雅之