家庭内プレゼンテーション
うちは何か新しいプランがある時は簡単な企画書を作り、家族にプレゼンテーションをします。例えば昨日書いた記事中の『家庭内引っ越し』などもそうです。
私一人でできるわけじゃないし、家のことは家族全員に関係するので独断では決めません。
まず、提案内容とそれをしたい理由、どんなメリットがあるかを説明し、家族それぞれの意見を確認します。
企画書と言っても本当に簡単ななぐり書きメモみたいのもので、『家庭内引っ越し』の場合はこれまたテキトーな図面も一緒に添えます。
みんな最初は面倒そうな顔をして渋々話を聞きますが、それが魅力的な内容ならノッてくる。もちろんダメ出しもしょっちゅうです。
ダメ出しの際はその理由を確認し、とりあえず引き下がります。
そしてダメだと言われた箇所を考え直し、再度提案します。
思ったプランをどうしても通したければ、OKが出るまでプランを練り直します。
最終的に全員が納得すればそれぞれの予定を調整して、いざ実行。
みんなの合意があってのことなので、誰も文句は言いません。そこが大事だと思っています。
子ども達の受験の時も、どうしてその学校を受けたいかをプレゼンさせました。理由が薄ボンヤリとしていたら即却下です。家庭の財務省がお金を出すのですから…。
家庭は社会の縮図です。
どんなに愛し合っていても、血がつながっていても、所詮個々の人格の寄せ集めじゃないですか。
言葉にしなきゃわかり合えないし、話し合わなきゃ解決しない。
「家庭は無条件に受け入れてくれる場所」なんて言って好き放題に振る舞ったり、子どもを持ち物のように扱ったり、主婦の独壇場の家だったりしたら、誰かが我慢の限界値を超えるかも知れません。
私は、個々を大切に尊重し合いながら、相談し合いながら、より良く家庭を運営したい。大人も子どもも、みんな役員。
運命共同体です。
だから、まずは企画書とプレゼンなのです。