麻雀のお勉強
最近はありがたいことに麻雀を教えて欲しいとか、どうやったら強くなりますか?といった質問を受ける事が増えてきたように思う。何度か話題に出した事がある気もするがここで僕の持論を展開しておこう。
まず、僕が教えられるのはルールまでです。僕ならこうするよっていうのを聞いてその人の麻雀力が上がることはほとんど皆無といっていいでしょう。あれアルトさんだったらリーチしますか?とかね。昔ティーチングとコーチングについて語った事が…あったかな?この間その話を思い出しました。
麻雀はよく答えのないゲームとして扱われていますが、ではそれをティーチするというのはいかにも矛盾していますよね。教えるって意味ですから。コーチは…コーチも教えるって意味が出てきますね…。うん、なんとなくそんな感じで。ここでは引き出すみたいなことにしておきましょう。
一度勉強会を開いた時に「今日ここで僕が言った技術を聞いてそれで強くなるということはありません。それぞれ興味を持って自分で研究してみてください」って言った覚えがある。点数計算を例に取っても先生に覚えさせてもらおうと言うスタンスの人は身につきません。結局覚えるのは自分ですからね。
何にでも段階があると思いますが、まずは師匠(いれば)や書籍、Twitterで話題になっている局面などから知識と傾向を仕入れてそれを自分の麻雀の内核とします。これがあまり固まってない時から自分のやり方と混ぜこぜにして打っていると、小さな内核の上に外核が乗ってしまいます。外核ってのは自分のオリジナルみたいなもんだと思ってください。
この外核は扱いが難しくて、内核に仕入れるための知見等を弾いてしまうのではないかなと思うのです。そうすると自分の慣れた戦術以外に手を出す事が困難になります。例えばリーチが好きな人が出るポン見るチーをしたり、逆に仕掛け派としてやってきた人は二鳴きに抵抗がうまれたり、他人の意見を一蹴してしまったり。
小さな内核を元に外核だけで巨大になるなんて事はそうそう無いと思います。そして逆に内核だけで大きくしていくのも限界があるだろうし、教えられた事だけで戦っていても超えられない存在が出てくると思います。師匠は超えなきゃいかんですよ。まだこの業界師匠も現役だからなかなか難しいことだけどね。
ちょうど友達を話していたんだけど、今の時代はネットにたくさんの戦術が載っていて、強くなるための高速道路が出来てるって話があったけど、その分目に見えない分野、ハートだとか運だとか、雀神様の存在とか。そういう説明出来ないものが弾かれてそれを学ぶ機会がなくなっちゃったよねって。そこを無くして強い麻雀打ちは生まれてこないと思う。だから新しい人たちがわさわさ出てきてもこの人には負けないかなって思っちゃうんだろうなって。
こういう話を聞いて「それはよくわかんないけど」って思っちゃいますよね?あるか無いか分からないものを無いと断定するのは危険なんですよ。かと言って傾倒するのも危険という。取り扱い注意ですね。
つ〜ま〜り、観にきてください!もいいけど自分が観に来るのも実りがありますよ!ということでした。チクリ言葉!こんなこと教えたくなかったけど今日だけサービスだよ!
2節目におもろいアガリがあったのでご披露
南1局親番21500持ち4着目 ドラなし
配牌でこれ。誰がどうみてもホンイツ
これがちょっと進んでこう
さて、いつもなら筒子ターツをどう誤魔化して落としていくかというところ。しかし今回は珍しく直接的な打白としました。そして…
枚数が逆転してる!ここで発をポン。打7s 続いて北もポン。
このままアガリで7700!ホンイツはホンイツでも1枚の筒子の方でした!驚き!
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