大分県日田市の田舎に家族で移住。0からチャレンジするサルヴァトーレ・クオモさんのスローライフ
森の国から九州まで大移動。
岩澤さんの師匠、サルヴァトーレさんがここで新しく何やら始めるらしいということで、森の国ホテルメンバーでやってきた。
森の国から森の国へ
愛媛県からは八幡浜というところから別府までフェリーが出ていて、2時間ほど。さらにそこから2時間くらいかかるので、トータルで5時間ほどの移動になる。
フェリー内ではじゃんけんで勝ち取った愛媛産果汁100%のみかんジュースとともにパシャリ。島が近づいていくこの感じ、とても好き。
別府についてからさらに1時間ちょっと車を走らせると、サルヴァトーレさんがいる日田につく。愛媛の森の国とはまた違って、なんだかイタリアのような場所。
こんな古民家が並ぶおだやかな町に、サルヴァトーレさんは家族で移住する(まだ完全移住ではない)のだそう。
サルヴァトーレさんのインスタグラムに動画が投稿されていたので、(勝手に)拝借。(怒られたら削除します・・・!そういうスタイル←)
古民家を改装する
ここはネットの空き家バンクで見つけた古民家だそう。周りは畑や竹林などにかこまれているが、少し歩くと高速道路もあって、意外とアクセスが良い。
こんな場所にテラスがあったら天気の良いあったかい日はここでBBQしたり、お茶したりしたい!!
まだ改装には手をつけていなくて、どうするかを構想中だそうで。
藁を練り込んだ土壁も残っていて、昔の建築方法なのかな、すごく素敵なん。
巨大な農場
そしてスウェーデン人の奥さん、ピアさんと子供たちに周りの畑を案内してもらった。
まーじですごい。きれい。。アニメの中の世界みたいだよね。
左側に見えるクリスマスツリーみたいな木は、日田杉(?)の木で、これも質の良い木材なのだという。
サルヴァトーレさんのお子さんはも田舎の町を動き回る理想のこどもたちで、外、自然の楽しみ方を知っている。
Chefs Lab 3680
そして今回サルヴァトーレさんはここで、Chefs Labを始めるらしい…!?
シェフたちが集まって、よりクリエイティブな料理人の発想で食の未来を作る研究所、かな。まだまだゼロイチベースだからこれからどんなものが生まれるのか、とっても楽しみです。
Instagram公式アカウントもありました。(@Lab3680 )
興味のある方はフォローしてみては?^^
Where to choose the right place to build a laboratory?? Our indispensable base in the kitchen is water so we chose this place, perhaps it could also be the reason why only in this place unique dishes will be experimented & not copyable in other location. Water is the source of everything.
そして彼曰く、ラボの場所を決める上で、大事なのが『水』だったという。全ての料理、モノには水が使われていて、そこで作る料理に土地の価値をつけることができる唯一のモノなのかもしれないという。
水はコピーできないし、地域のユニークネスを表現するための最高の材料なのだ。
豊かさとはなにか
さらに彼のブログにはこんなことも書かれていた。
Since the start of 2020, when the pandemic hit, it became clearer to me how important it is to be self-sufficient, focusing on learning to farm, as well as to ferment foods, not only for preservation, but also for health purposes.
自分の幸福を求めることと、畑を学ぶことがいかに大事かということ
が、パンデミックがやってきて、さらに明確になったという。
イタリアと日本にとどまらず、ピッツェリア業界を風靡したサルヴァトーレ・クオモというピッツェリアの会社を経営し、都市の豊かさとビジネスの頂点を経験した彼が行き着いた先に、畑があったのだ。そしてここ大分県日田市のど田舎に移住計画を立てることになったのだった。
そんな人をみていると、やっぱり豊かさってなんだろうって考えさせられる。
お金ではないのと、田舎に秘密が隠されているのは明確で。
やっぱり豊かさの究極系は自給自足なのかな。
なんて考えながらお話を聞いていた非常に濃い1日でした。