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森の国で循環型社会を見つけたはなし


どうやったら環境に負荷をかけない生き方ができるんだろう、って考えて、結局は江戸時代の生活に戻れば、いいんだよなあ。なんて結果に行き着く。

でも今の経済から逆戻りして江戸時代の生活様式をするなんて無理だし、ゴミも、お金も、人も、つながりも、全てが一方通行だと感じることが多くて、まだまだ循環型の社会を作るのは課題がたくさんだな〜と感じる。

使い捨てパッケージのゴミで溢れかえったコンビニのゴミ箱。誰に払っているのかわからないお金。固定化されたべき論を押し付けてくる大人。分断されたつながり。

4月から働き始め、東京で、循環型経済を作りたいと悶々と考えてた。妄想はできるけど現実に落とし込めないもどかしさ。
毎日時間があるのに、何にも結果出せていなくて自分の非力さが悔しくて。動かし方も、わからなくなって、ただ時間だけが過ぎていく。

何かしなきゃ、と焦りだけ感じながら、前に進んでいるのかわからないけど、エネルギーの灯火は絶やさないようにしていた。

東京にいると何を目的に生きているのかわからなくなる。5/7仕事していると、ほとんど人生は仕事になってしまうわけで、仕事=お金稼ぎになってしまうと、人間の利益だけが優先されて自然も、資源も、生物も、人の想いも、後回し。

そんな社会に疑問を抱いていた。これでいいのだろうか?

そんな悩める社会人一年生が東京を出てみて、森に行って、ヒントを見つけた。

循環型経済のヒントは地方にあった。

ここではみんながつながっていて、隣の人のために、自分のために生活していた。自分が育てている野菜や、解体したお肉や、守りたい伝統の価値をつける。そこでは、価値の付け方がたまたまお金なだけで、ただ目の前にあるものの良さを伝えたいという気持ちが行き交っていた。

だから、直接会った人には喜んでシェアしてくれる。何かくれるから、自分もお返しをしたくなる。そんなGIVE GIVEの世界。

ここで気づいたことは、

新しいものを生み出す必要ない。今あるものにちょっとだけ手を加えて付加価値をつけてあげればいい。

愛媛の松野町。森の国。

素敵な町だった。縁もゆかりもないこの町を守りたいと思った。




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