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どくだみと。

身近な野草、薬草の代表といえば「どくだみ」である、と思う。
つきあいはそれなりに長いが、しかし、その特性を活かしきっているかと言えば、まだまだだ。

今年は特に気温が高く雨も多いせいなのか、9月になってもどくだみがまた元気に生えてくるなと感じる。最盛期は5、6月で、花が咲いた後、一時勢いを失くしていったのに、最近、またよく現れるので、おや?と思った。

これまでも、そうだったのか?ただ私が気が付かなかっただけなのか?定かではない。何事も見えるようになると見える、在るがくっきりしてくる。
しかし、見えたということは、何か訴えられているのやもしれず、「採れ」、「撮れ」、「摂れ」と言われているように感じてきた。


干して焙じて水分を飛ばした枯れた姿が美しい

どくだみとは、まずはお茶からだったと思う。
干して、フライパンで焙じてから煮出す。

それから、焼酎を注いでチンキづくり。
つくるのはいいが、チンキは実はそれほど暮らしの中で活用せず、少量で良いことがわかったし、大量に消費するにはお茶が一番良い。

もちろんカレーや餃子に入れるのもいいが、それも少量で十分存在感を発揮してくれるので、収穫量に見合わないのである。

葉っぱと花とを分けて、焼酎につける。お酒として飲むのもよし

今年に入って、ドクダミがまたいろいろ訴えかけてくるので、生の葉を少しの水で煮出してバジルペーストのように練ったもので、傷を治したり、パックをしてみたりも楽しく、また一段と親しみが湧くようになった。

野草の発信をしている人も増えているのも、ありがたいことで。

そうだよね、と頷いたり、それはやったことがなかったと新たに知って、背中を押されることもあり、近所のドクダミを摘んでドクダミ水を仕込みはじめている秋である。

続く.…

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