【前編】人生に影響を与えた3つの旅〜限界突破で新たな境地へ〜
私にとって旅は、挑戦。
「憧れ」や「理想」を追い求めて、
ちょっぴり背伸びをして旅に挑んでいます。
実を言うと、原体験となる3つの旅は、
いずれも不安との闘いでした。
テレビで見る旅人、
身近な旅人に憧れて、
みんなみたいになりたくて、
背伸びをして旅をしてきました。
90%の不安と10%の楽しみで
胸をドキドキさせながら旅する、私の原体験となる旅をご紹介します。
1.初めての一人旅は受験旅行
私の旅人人生のスタートは、まさかの受験旅行です笑。
某国立大学を受験するための2泊3日の旅が、人生で初めて経験する一人旅でした。
初めて1人で新幹線に乗って、ホテルに泊まることに不安いっぱい。
おまけに家探し&契約と受験もついていましたから、緊張と不安で体調を崩し、2泊3日で何度も嘔吐しました。
今思うと、人生の大切な日に、
ここまで自分を追い込んで成長する機会を作らなくてもよかった気がしますが、
当時は、自分を変えたくて仕方なく、
うるうるした目でがむしゃらに新しいことにチャレンジしていました。
さて、人生初の一人旅間近の様子はというと、
受験に向けた最終調整をして
コンディションを整える大切な時期であるにも関わらず、
新幹線の時刻表と印刷したマップを片手に旅の行程を何度もシュミレーションし、
さらに、住まいのパンフレットを熟読し、いくつか目星をつけていた記憶があります笑
事細かく事前に調べて
不安で眠れない夜を過ごしていました。
受験と同じくらい一人旅にもど緊張していました。
初々しい私の人生初の一人旅。
結局受験に落ちたし、
受験旅行としては完敗だったかもしれませんが、
私の旅人人生は、間違いなくこの日からスタートしました。
たかが、新幹線に乗って2泊3日の旅をしただけですが、
一人旅をしたという実績は、18歳の私にとって大きな自信となりました。
不安の壁を一つ突破し、
私はこの日以来、国内一人旅に恐怖を抱いたことはありません。
この受験旅行が、旅人人生を歩む大きな一歩となったのです。
2.留学の準備 韓国一人旅
大学2年生の秋、私は韓国一人旅をしました。
目的は、留学するスキルとマインドを身につけるため。
大学1年生の秋に
大学であった春季短期留学の説明会に参加したとき、私は留学する勇気が出ずに憧れのマレーシア短期留学に申し込めませんでした。
それが、とっても悔しくて。
大学1年生の秋、私は決心しました。
1年後、絶対マレーシア短期留学申し込む!!
それからというもの、私はマレーシア留学に向けた1ヵ年計画を立てて、自分に足りないスキルに徹底的に向き合いました。
集団生活に自信がなかったから、
春休みに住み込みバイトを経験し、
英語力向上を目指して、大学で英語の講義をたくさん履修し、
大学で開催される無料の英会話タイムに全学生の中で1番通いました笑
モチベーションを高めるために、国際交流課のイベントには定期的に参加していました。
そして、今回ご紹介する韓国一人旅は、私の中で、マレーシア留学に申し込む前の最終課題のようなものでした。
マレーシア短期留学に向けた1ヵ年計画の集大成「韓国一人旅」。
出発する前日になっても、海外一人旅できる自信は全然なくて、自分が帰国している姿が想像できませんでした。わりかし本気で、生きて帰ってくることができるの?と感じているほど笑
行き先を韓国に決めたのは、唯一行ったことがある海外が韓国だったからです。
その唯一の海外経験も、初海外の両親が申し込んだ、日本語ぺらぺらのガイド1人とドライバー1人がつき、四六時中付き添ってくれる超VIPツアー。
正直、韓国には行ったことがあるけれど、
地下鉄にも乗っていないし、
そもそもガイドなしで外に出てすらいないし、
一人旅がイメージできず、不安で不安で仕方がありませんでした。
でも、韓国一人旅すらできないような人が
マレーシア短期留学などできるはずがない!
と自分を奮い立たせて、いざ韓国へ向かいました。
初日のビッグイベントは、
出国&入国審査。
着いてからの予定は、
初めての海外公共交通機関の使用、ホテルのチェックイン。
本当にこれだけ。
無事、ソウルにある「古宮ホテル」にチェックインし、自分の部屋のベッドに寝そべったときは、
心の底から湧き起こる達成感と安堵の気持ちに満たされていました。
確か、その後は明洞を散策したりローカルな飲食店に行ったりしたはずですが、
記憶にございません笑
よっぽど、入国審査を通過したことと、
ホテルに辿り着けたことが嬉しかったのだと思います。
こうして、韓国1日目は終了しました。
韓国2日目のビックイベントは、
キムチづくり体験と写真館での撮影です。思いがけずビッグイベントになったのが、広開土王ゆかりの地を探しているときに迷子になったこと。
キムチづくり体験では、
出会ったフィリピン人一家と仲良くなりました。拙い英語で話した結果、
一人旅をしていると伝えたはずが孤児に間違われ、養子にしてあげると言われました笑
そして、韓国旅1番のトラブル「迷子」。
バス停にある表の見方がよく分からなくて
多分あってるでしょう〜
違えば降りればいいし〜
と思い乗り込んだバスがまさかの韓国語オンリー。
あっているかどうかすら分からない...。
あまりの衝撃にあわあわしていました笑
落ち着いてきたところで、乗客に正しいバスが尋ねたところ「NO」と返答が。
見知らぬ土地でバスを降り、完全に場所が分からなくなりました。
スマホを頼りに歩くこと1時間以上。
ようやく目的地に到着しました。
…さあ、帰りはどうする?
行きは、名もなきところへ向かうから大変。でも、帰りは大きな駅へ向かうから分かりやすいのでは?どうしても辿り着けなかったら、タクシーを使えばいい。
そう思ってもう一度バスにトライしました。
バスに乗車してからは、ひたすら車窓から道案内の道路標識を探しては、駅へちゃんと向かっているかを確認していました(ハングル読めるだけというスキルがはじめて役立った笑)。
乗車したバスは正しかったようで、無事駅へ到着しました。
この後は南大門市場など観光地を楽しみ、2日目も無事終了。
韓国最終日も特に困ることはなく、
海外一人旅に成功した自信を携え、無事帰国しました。
多少のトラブルも乗り越えて、
私は無事韓国一人旅を終えることができました。
マレーシア短期留学に向けた1ヵ年計画、これにて終了。
韓国から帰国して間もなく、
1年前に挫折した春季短期留学の説明会に参加しました。
大学2年生の秋、1年間のトレーニング期間を経て、マレーシア短期留学に無事申し込むことができました。
1年間のトレーニングとアルバイトで貯めた留学費。
自分の努力が詰まった短期留学への切符は、思いに溢れていました。
さあ、申し込みは完了した!いよいよ実践編だ!
こうして、大学2年生の冬、私の人生を変えた旅の3つ目「マレーシア短期留学」が始まりました。
このときは、誰も知る由がない。
申し込んだマレーシア短期留学が
プログラム史上1トラブルに見舞われた大冒険になることを。
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