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常識がない人を、叱ってくれる役割は誰、なんだろうか、の巻。

私はなぜ、不思議な人の隣になってしまうのだろうか。
もしかしたら、
私自身が不思議ちゃんになり果てていて、同類相哀れむ、だったのだろうか、、、、
【この人呼んだの、もしかして、私???】
私たちは、よく行く馴染みの居酒屋にいた。
かわいらしい女性が、入ってきた。
この店は、「幸せになりたい男子」たちが集まる
店だ。
彼らを勝手に監督している私としては、
かわいらしい女性が来店するのは、大歓迎だ。
男子たちも、だと思う。
しかし、この女性は驚くことを言った。
【私、今日、500円しか持ってないんです】
店主は、
「あ、ごめんなさいね、うち、お通し500円なので
 難しいねえ。 また、来てくださいよ。
 すみません~~」
と優しく追い払った。
聴いていた私たちも、ビックリした。
聴くと、彼女は、常習犯、らしい。
数百円だけをもって、居酒屋を転々とし、
隣にいる男性に、御馳走してもらう。
「お客様のこと、あんまり悪く言わないようにしています。
 でも、彼女は、ハッキリ言って迷惑で、好きじゃないんです」
店主は困っていた。
そして、今までも、この店で、客にマジギレされることも
あった、という。
ところが、
【彼女には、全く響いてない】
そして、何度も、この店に現れる。
自分が何をしているか、自分がどんな影響を与えているか、
分かっていない。
私は不思議だった。
「あの、彼女、お若く見えたんですが、
 何歳ですかね」
常識がないのが許される、は20代まで、だと思っている。
「彼女、45歳、らしいです」
驚いた。
うん、年に不足はないのだ。
男性は、こういう事を女性に言うと、
セクハラと言われる危険性があると思う。
でも、私は女性なので、言っていいと思う。
45歳にしては、常識がないよ、あなたよ。
彼女は、どうやら、派遣社員の仕事を転々としている。
(まあ、経営者の目線でいうと、
 こういう方を正社員で雇うのは、リスクだろうな。
 だって、常識があまりにないし、 
 お客様を怒らせても、ケロっとしているから)
それにしても、常識がない人を叱るのは、
誰なんだろう。
彼女だって、新入社員の時、先輩、上司に、
ガッチリ叱られたはずた。
でも、もうあなたを叱る人は、いないはずだ。
こいつダメだな、と思ったら、
人は何も言わなくなる。
「叱られなくなったら」おしまい、
叱られているうちが、花だった、のだね。

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