「けしからん罪」だ、 ~お前「雑巾がけしとらんやろ」の巻。

【日本には「けしからん罪」があるらしい】

池上さんが、こんなことを言っていて、
いろんなことが腑に落ちた。
なるほど、けしからん!!と怒られていたのだ。

「日本には『けしからん罪』があるんですよ」

権力がある人が気に入らないことをすると、
「けしからん!」と不遇な扱いを受ける。

よく考えると、あれも、これも、その構造なのだ。


そして「雑巾がけ」という文化もある。
家の掃除の雑巾がけ、という意味ではなく、

「下積みの時代に、全ての雑用から始めること」

を意味すると思う。

『下積みをしたやつ=愛い奴』なのだろうか。
または、
『下積み、正式なルートを通らなければいけない』

という思想なのだろう、と思う。


これは、もしかしたら、こういうこと?

台湾のIT大臣は30代だったが、日本では能力よりも、
「君は雑巾がけしてきたんかね」が
任命される時の要件なのだろうか。


先日、こんなことを聞いた。
物理を専攻している大学院生がyoutuberになった。
高校生に人気らしい。

でも、私が心配なのは、
このyoutuberは、大学の直属の教授に怒られないだろうか。

「けしからん。
 手順を、下積みをすっ飛ばすな」と。


「求められている」手順を、ステップを踏むのを待っていたら、
この船、沈没してしまう、と思う。
今、有事なのに。

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