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企業勉強会での学び

こんにちは!
ARUNでインターンを行っている国際基督教大学の森桃子です。
先日インターンミーティングでは、ARUNから出資を受けている各企業に関する勉強会を行いました。今回はこの勉強会の感想について書きたいと思います。


勉強会の内容

企業

勉強会で取り扱った企業は、The Real Elefant Collective、Du Ayam、Stellapps、Trateng Greens、BookMyBaiの5社です。2-3人で1つの企業を担当し、以下のようなワークシートの項目に沿って調査を進めていきました。
勉強会当日は、各チームがそれぞれの企業について発表を行い、それに関して他のチームの人々が質問や感想などを共有しました。

Stellappsについて

stellappsはインド発の企業で、牛のモニタリング・牛乳の調達とコールドチェーンの管理といった乳製品のサプライチェーンのDXサービスを提供しています。インドでは酪農セクターが巨大であるのにもかかわらず、牛乳の多くは零細酪農家により生産されており、非効率さや流通過程のロスの多さという問題を抱えていました。このような社会問題を解決するために生まれたのがstellappsです。私が今回調査をしていて興味深かったのは、stellappsが明治や森永といった日本でのパートナー企業を探しており、日本での事業拡大も視野に入れているというところです。調べたところによると、日本でも酪農家の高齢化と零細性が懸念されているため、効率性を高めるstellappsのサービスは日本でも需要があるのではないかと思いました。

勉強会の感想

ここからは勉強会について私の感想をいくつかの項目にわけて書いていきたいと思います。

  1. インプットの重要性

私はこれまでにARUNの中で行われている投資ミーティングに参加したことがありますが、そこではいつもプロボノ会員の方々の圧倒的な知識量と経験量に圧倒され、その会議の内容を理解するだけで精一杯というような状況でした。またインターンが週一回集まるミーティングの中でも基本的には、何か資料を作成したり意見を求められることが多く、ARUNはアウトプットの場という印象がありました。

しかし、今回企業を調査するというインプット作業を行うことで新たな知識が蓄えられ、これまで疑問に思っていたことが解消されていく感覚がありました。このようなインプット作業はARUNのことをよりよく理解するだけでなく、今後のARUNでのパフォーマンスの向上にもつながっていくと思うので、これからも自らインプット作業を行っていきたいです。

2.ソーシャルビジネスへの理解

ARUNが出資を行っている企業は、ソーシャルベンチャーと呼ばれているように、何かしらの社会問題を解決するようなビジネスを行っています。このようなソーシャルビジネスは、とても響きは良いですが、現実問題として利益を出すのが難しく、ARUNが出資している企業はどのように収益化を達成しているのか疑問に思っていました。

ですが、私は今回の勉強会でStellappsを調べていく中で、ソーシャルビジネスに関する漠然とした印象は変わっていきました。ソーシャルビジネスは確かに何かしらの社会問題の解決を目的としている側面においては、従来のビジネスとは異なっています。しかし、そこにはいかに自分の企業が収益を上げて、成長するかといった紛れもない営利団体としての基盤があると思います。

非営利団体で働いた経験のある私からすると、ソーシャルビジネスとNPOの活動は、社会問題解決のために働いているという共通点があり、お互いに近い存在であると考えていましたが、その目的にアプローチする方法は全く違うということがわかりました。

3.行動の指針

私はARUNに入る前はビジネスに関する知識・経験がほとんどなく、入ってからも周りの素晴らしいインターン生やプロボノの方々に圧倒されて、自分のARUN内での振る舞い方がわからなくなってしまうことが度々ありました。ですが、今回の勉強会で新たな知識を得ることによって、今後ARUNで何をしたいのかが明確になったと思います。

今後はより精力的に各社とのミーティングに出席し、現在それぞれの企業がどのような状況にあるのかを理解していきたいと思っています。また今回の勉強会で「企業を調査する」ということが、自分の知的好奇心を刺激し、とても楽しいということがわかりました。今後は何かを調べて分析するという役割を通して、ARUNで活躍していけたらと思います。

最後に

長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
これからもnoteは更新していく予定ですので、ぜひチェックしてみてください!


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